好きなおもちゃは「紙コップ」ー 『Kidsfes オヤトコ診断スペシャルブース』レポート

先週末の『Kidsfes(キッズフェス) オヤトコ診断スペシャルブース』には

全国からたくさんの親子の皆さんにご参加いただきました。

 

朝10時スタートのもっちー先生のオヤトコ体操から

夕方17時の伊吹砂織先生の親子マッサージまで

様々なジャンルの講師の先生方がたすきをつなぎ

無事にゴールすることができました!

 

事前に数回打ち合わせはしていましたが、当日皆さんがどのような内容で

セミナーをされるのか、具体的なことはお互いに知らない状態でした。

 

しかしながら、最初から最後まで一貫していたことは

 

親子で楽しむこと

できていることを認めること

 

だったように思います。

 

 

「先取りをする」学習や教材がよしとされるような風潮があるなか、

今のお子さまの状態を見守り、観察し、受け止め、そして共に楽しむ。

 

特別なものを用意しなくても、日常にあるもので十分、

こどもたちの発達のサポートはできる。

 

 

1日を通し、随所でそうしたメッセージが、講師陣から画面の向こうの

皆さまへ届けられていました。

 

「おもちゃプリスクール」のしみずみえ先生の時間では

紙コップと輪ゴムを使ったおもちゃをつくりました。

 

参加くださった方の中で、好きなおもちゃは「紙コップ」と

お答えになったお子さまがいらっしゃいました。

 

「飲料を飲むための容器」が、発想しだいで動くおもちゃになり、

自由に描けるキャンバスになったりします。

 

大人たちはそうした面白さに気づく手助けをすることが大事なのだなと

改めて感じた瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

当日は、沢井佳子先生編著の『6歳までの子育て大全』もはじめて

皆さまに披露することができました。

 

本著のなかでも、日常にあるものや出来事を用いてできる教育法を

いくつもご紹介しています。

 

そして、なにより大切なことは、「発達には順序がある」ということを知り

あまり先走らず、今の状態を親子で楽しむことです。

 

できないことを探すのではなく、できることを見つけ、

ほめちぎるのではなく、それをありのまま認めるだけで

お子さまは安心し、能力を伸ばしていくことができます。

 

その大切さが、本著そして『オヤトコ診断』のひとつのテーマです。

 

日本こども成育協会では、今回のイベントのように賛同くださる

多くの専門家の先生方と一緒に、こうした知見を広くお伝えして

まいりたいと思います。

 

 

最後に、『オヤトコ診断スペシャルブース』の開催にご尽力いただいた

講師陣の皆さま、長丁場の一日を楽しいものにしてくださった

MCのクック井上。さん、そして『Kidsfes』運営本部の皆さまに

改めて御礼申し上げます。

 

『6歳までの子育て大全』

発売は9月5日(日)ですが、予約の受付を開始しています。

 

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