「胃袋」を通じて文化を感じる ―『朝 なに たべた? げんき食®トーク!』ゲスト:中村典宏さん

日本こども成育協会理事 大塚千夏子のFacebookトークライブ

『朝 なに たべた? げんき食®トーク!』

 

毎週木曜8:20ごろから、協会にゆかりのある皆さまをゲストに

お迎えしてお送りしているラジオ感覚の30分番組です。

 

今回は、7月29日に NPO法人Connection of the Children顧問で

こども成育インストラクター〈食専科〉の中村典宏さんをお招きした回を

ご紹介します!

 

大塚とは十数年来の友人でもある中村さん。

 

大手広告代理店に勤務されていましたが、在職中から

 

「世の中がなにかおかしい。このままどうなってしまうのだろうか」

 

という不安を感じていたそうです。

 

そこで、子どもの教育の重要性を感じ、本格的に関わっていきたいと

退職を決意。

 

在職中に保育士の国家資格とベビーシッターの資格も取得され

現在は「子どもを中心に誰もが広い視野を持ち、やりたいことを見つけ

挑戦できる社会」を目指し教育、交際交流、まちづくりに関する事業を

おこなっているNPO法人の顧問として活躍されています。

 

昨年には、NPO法人からレシピブック『世界の朝ごはん』の出版もされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神奈川県児童福祉審議会のすいせん優良図書にも選定された本著は、

世界30か国の朝ごはんのレシピとその文化が紹介されています。

 

これは、異文化理解や異文化交流を目的としたイベント「世界の朝ごはん」の

活動がベースになっています。

 

イベントは、横浜にある古民家を改築したイベントスペースで、

外国の方に朝ごはんを作ってもらい、子どもたちを始め地域の方々が試食するという内容です。

 

この活動をはじめるに至った発端は、

 

「ごはん、食事ってなんだろう?」という想いだったそうです。

 

日本には、食卓に並ぶ食事に関わる全ての人に感謝する「いただきます」「ごちそうさま」

という言葉がありますが、すべての国に共通するものではありません。

 

食べ方、調理方法、文化的、社会的な行動など、「胃袋」を通じて文化を感じる、

美味しいと体験すれば、その国、文化を知り、親近感も湧きます。

 

本には、100回の開催のなかから30のレシピを選び、掲載されています。

 

また、もう一つユニークな点は、子ども達が取材をおこなっているということです。

食材の調達、調理、撮影、挿絵の作成などは、多くが子どもたちの手によるものです。

 

「子どもを信じることで子どもの自信になり、そうした場は“安全基地”にもなる。

そこをベースに子どもたちは様々な挑戦をすることができる」

 

ということを大切にしているという中村さん。

 

こうした想いに、大塚も非常に共感を示していました。

 

また、こども成育インストラクター〈食専科〉講座を受講されていた

当時も振り返り、非常に知的刺激に満ちた濃密な時間だったという感想も

お話くださいました。

 

中村さんには、講座初期段階で受講いただき、講座の内容や運営についても

いろいろなアドバイスを大塚にしてくださいました。

 

今後も互いの法人の活動を見守りながら、「子どもたちのよりよい環境」を目指し

何か共にできる機会を作れたら…という想いを同じくして、清々しくトークは

終了しました。

 

・全編はこちらでご視聴いただけます。

https://youtu.be/wRMw4RSqRvs

 

・NPO法人Connection of the Children

https://coc-i.stores.jp/

 

・レシピブック「世界の朝ごはん」 神奈川県児童福祉審議会推薦優良図書

https://coc-i.stores.jp/items/5ef729c11829cd10cf994089