感染症拡大に伴って変化した「成育環境」をどう考えるか

こんにちは! 日本こども成育協会の「中の人」です。

 

先日、久々に新幹線で大阪に向かいました。

 

初夏に名古屋に行ったときは、まだ空席がちらほらと目立っていましたが、

先日の大阪行きの新幹線は満席でした。

 

京都で下車する方が多かったので、秋の美しい紅葉を観光されるのだろうと

うらやましく見送りました。

 

感染症の状況は油断ならないものの、人々が外出する機会は

確実に増えてきていることを実感します。

 

日本こども成育協会でも、感染症拡大後はオンラインでのミーティングや

イベントが多くありましたが、最近はオフラインのものも増えてきています。

 

11月には、毎月開催している『こども成育デザインラボ』のラボミーティングを

オフラインで実施しました。

 

参加人数はオンラインと比べ少人数となりますが、久々に画面越しではなく

沢井佳子先生のお話を伺ったり、参加者同士でお話しする時間を持つことができ、

とても有意義なひと時になりました。

 

一方で、マスクをしながらの会話の不自由さもあり、以前と同じやり方ではなく、

工夫が必要であることも痛感しました。

 

また、オフラインでは時間や場所の制約があるため、

オンラインに比べ「気軽に参加する」と言う点でも難しさがあります。

 

これからは、ますますオフライン、オンライン、両方の良さを活かした

ミーティングやイベントの運営方法の検討が必要になると思われます。

 

子どもたちの成育環境でも同様なことが生じているのではないでしょうか。

 

ラボミーティングでも話題に上がりましたが、「黙食」や「ふれあいの制限」は

今後、どのように影響を及ぼしていくのでしょうか。

 

他方で、テレワークの推進などで、家族みんなで食卓を囲む時間や、

休日を自然のなかで家族だけで過ごすというご家庭も増えたと耳にします。

 

こうしたマイナスとプラスの両面をしっかり観察しながら、必要なサポートを提供していくことが、

子どもたちのこれからの成育環境を考える上で、非常に重要になるのではないかと思います。

 

沢井先生も常々、こうした変化の時の記録を残しておく重要性を説かれています。

 

どのような変化が起こったのか、そのとき何を考え、どう感じ、どう行動したのかを

記録しておくことで、未来へのヒントの断片が見えるのかもしれません。

 

そして大切なことは、「元に戻す」ことではなく、変化を冷静に見据えながら、

最適な環境づくりに知恵を絞ることではないかと思います。

 

そうした場として、日本こども成育協会が運営する『こども成育デザインラボ』が

うまく機能できるよう、運営を進めてまいりたいと思います。

 

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本年最後となる第6回『こども成育デザインラボ・ラボミーティング』は

 

12月15日(木)18時よりZoomでの開催を予定しております。

 

ご参加は「紹介制」としております。

ご希望の方は、「お問い合わせ」より事務局までお問い合わせください。