

いま、子どもから青年、親世代から高齢者に至るまでの多世代が、
一人ひとりの 「こども」 に寄り添い、子どもの本質を見つめ「こどもを学ぶ社会」が求められています。
日本こども成育協会は、次代を担う子ども(0 歳~ 10 歳ごろ)の成長と発達を理解し、子ども一人ひとりが、自立した個人としてひとしく健やかに育つことができるよう、
最適な成育環境(人間・空間・時間・情報システム)の構築を目指します。
子どもの成育環境にあるモノやコトを創り出すことを「こども成育デザイン」と呼んでいます。
「育つ子ども」と「育てる大人」の幸福に配慮した「こども成育デザイン」が、
あらゆる産業やコミュニティにおいて、実現するように本協会は、発達心理学および子どもの成育に関する
諸科学の知見に基づいて製品やサービスの開発、人材育成の支援を行います。
現在、本協会では以下の「 3 つの視点」から子どもを学び、成育環境を構築する事業を行っています。

日本こども成育協会認定「こども成育インストラクター」の活動についてお知らせします。
こども成育インストラクターであり管理栄養士の藤原朋未さんは
育児中の保護者のための発信や書籍のレシピ監修などで広く活躍されています。
その藤原朋未さんがレシピの監修に携わった書籍が
7月23日に日本文芸社より出版されました。
是非お手に取ってご覧になってください。
沼倉 裕堅(ぬまくら ひろかた):著
医師、SBC 整形外科クリニック 西新宿本院 院長。
東北大学医学部卒業。湘南藤沢徳洲会病院にて研修中、「仮骨延長法」に出会い、身長治療の道を志す。スカイ整形外科クリニックで整形外科医として経験を積んだ後、SBC メディカルグループに参画。現在は SBC 整形外科クリニック西新宿本院の院長として、成長期のお子さんや、将来を案ずる保護者と向き合い、「のびのび先生」の愛称でも親しまれている。体の成長に悩むすべての方に対し、最適な選択肢を提示する医療を信条とする。専門分野は身長治療および整形外科一般。
藤原 朋未(ふじわら ともみ):料理監修
管理栄養士、こども成育インストラクター、国際ナーシングドゥーラ協会 調理支援講師。
保育園栄養士としての勤務を経て、現在は株式会社エミッシュに所属。食品メーカーや書籍、WEB媒体にてレシピ開発を行うほか、料理教室やセミナー講師としても活動。3児の母。著書に『作りおき+帰って15分でいただきます!すぐラクおうち幼児食』(池田書店)、レシピ監修に『歯並びをよくする離乳食・幼児食』(日本文芸社)など。
書名:一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん
著者:沼倉裕堅(整形外科医)/料理監修:藤原朋未(管理栄養士)
定価:1,870円(税込)
判型・ページ数:A5判・144ページ
発売日:2026年7月23日
ISBN:978-4-537-22389-7
全国の書店・オンライン書店等でご購入いただけます。
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4537223898

日本こども成育協会認定「こども成育インストラクター」の活動についてお知らせします。
こども成育インストラクターであり管理栄養士の藤原朋未さんは
育児中の保護者のための発信や書籍のレシピ監修などで広く活躍されています。
その藤原朋未さんがレシピの監修に携わった書籍が
7月23日に日本文芸社より出版されました。
是非お手に取ってご覧になってください。
沼倉 裕堅(ぬまくら ひろかた):著
医師、SBC 整形外科クリニック 西新宿本院 院長。
東北大学医学部卒業。湘南藤沢徳洲会病院にて研修中、「仮骨延長法」に出会い、身長治療の道を志す。スカイ整形外科クリニックで整形外科医として経験を積んだ後、SBC メディカルグループに参画。現在は SBC 整形外科クリニック西新宿本院の院長として、成長期のお子さんや、将来を案ずる保護者と向き合い、「のびのび先生」の愛称でも親しまれている。体の成長に悩むすべての方に対し、最適な選択肢を提示する医療を信条とする。専門分野は身長治療および整形外科一般。
藤原 朋未(ふじわら ともみ):料理監修
管理栄養士、こども成育インストラクター、国際ナーシングドゥーラ協会 調理支援講師。
保育園栄養士としての勤務を経て、現在は株式会社エミッシュに所属。食品メーカーや書籍、WEB媒体にてレシピ開発を行うほか、料理教室やセミナー講師としても活動。3児の母。著書に『作りおき+帰って15分でいただきます!すぐラクおうち幼児食』(池田書店)、レシピ監修に『歯並びをよくする離乳食・幼児食』(日本文芸社)など。
書名:一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん
著者:沼倉裕堅(整形外科医)/料理監修:藤原朋未(管理栄養士)
定価:1,870円(税込)
判型・ページ数:A5判・144ページ
発売日:2026年7月23日
ISBN:978-4-537-22389-7
全国の書店・オンライン書店等でご購入いただけます。
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4537223898

https://www.mcdonalds.co.jp/company/news/2026/0803a/
ポケモン夏マック「ハッピーセット編」
【ハッピーセット®のおもちゃで楽しく考えて遊ぼう!】
8月7日(金)より、ハッピーセット『ポケモン』のおもちゃが期間限定登場
ピカチュウ、イーブイ、カビゴンに加え、歴代の旅立ちの3匹など、ポケモンが勢ぞろい!
2026.08.03
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000825.000041489.html
『一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん』7/23発売 〜身長・体力・学力を伸ばす習慣 ✕ 栄養〜
子どもの3つの力を伸ばすために必要な栄養・睡眠・運動を「科学×生活リズム×実践可能なレシピ」で提案する1冊!
株式会社日本文芸社

※こちらのイベントは多くの親子の方にご参加いただき無事終了しました
夏休み時期に「多摩川から繋ぐ未来バトン」と題し、
工作を通じて二子玉川にゆかりのある
多摩川のつながりを体験するイベントが開催されます。
8月1日(土)・2日(日)の2日間、南館6Fのホワイトモールにて、
様々な廃材を活用して多摩川を表現するアート作品をみんなで作ります。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.takashimaya.co.jp/tamagawa/sc/event/?id=6972


このイベントは
玉川髙島屋主催
日本こども成育協会プロデュース
asマテリアル株式会社企画運営にて
開催します。

こちらの講演のLIVE配信は終了しました。
アーカイブ配信をご希望の方はこちらからお申し込みください。
https://ecoamanabi260705a.peatix.com
ーーーーー
7月5日(日)10時30分~13時
Early Childhood Oral Academy特別公開講座
ーーーーー
“唾液研究” の第一人者が語る
子どもの「唾液」と全身の健康のメカニズム
ーーーーー
「お子さんの唇はあれていませんか?」
「よだれが沢山出てきたら離乳食のタイミングかも」
「食事の時に飲み物で食べ物を流し込んでいませんか?」
ーーーーー
「唾液」をきっかけにお子さんの口腔の観察ポイントを伝えると
おうちの方も子どもの口腔機能に焦点を当てやすくなります。
今回は5歳児の唾液量採取および唾液の研究で
イグ・ノーベル賞化学賞(2019)を受賞された
小児歯科学・渡部茂先生に
歯科で「唾液」に焦点を当てる意義を
講演いただきます。
渡部先生は、弊協会が賛助会員である(一社)日本子ども学会の理事であり
小児歯科学のご研究で長年成果を上げていらっしゃいます。
また、歯科領域から子どもの虐待防止に取り組む活動や
唾液の研究など各方面に成果を上げていらっしゃる研究者です。
特に「5歳児の唾液量測定」が評価され
2019年イグ・ノーベル賞化学賞を受賞されたことは
メディアでも取り上げられていました。
今回は唾液と子どもの全身の健康について子どもの成育環境で活動されている
専門家(主に歯科医療従事者)に向けてお話しいただきます。
特別講座の後半は
弊協会理事の沢井佳子(発達心理学)と渡部先生との
クロストークでご参加者の質疑に応える時間も設けています。
この機会に、「唾液」を通した健康教育と
育児に口腔育成を取り入れるアプローチを一緒に考えていただけましたら幸いです。
お申し込みのすべての方にアーカイブ配信します。
日程の合わない方にも安心してお申込みいただけます。
―――――
■7月5日(日)当日のタイムライン
<オンライン開催>
10時25分 ZOOMオープン
10時30分 スタート
ごあいさつ
10時40分 渡部茂先生講演(60分)
「子育ての構え -口腔の健康と唾液-」
11時40分 Q&Aセッション(40分)
渡部茂先生・沢井佳子先生・クロストーク
12時20分 クリニックへの落とし込み(30分)
ママとあかちゃんを集める3つのポイント
日本こども成育協会 大塚千夏子
12時50分 アンケート回答
あいさつ:渡部先生・沢井先生
13時00分 終了(終了時間は目安です)
―――――
ご案内リーフレットはこちらからダウンロードできます
https://kodomoseiiku.jp/wordpress/wp-content/uploads/2026/06/033a7b2910200c646fab12d344a4b75b.pdf

こんにちは!
理事の大塚千夏子です。
子どもの認知発達は遊び方の変化に大きく関わります。
同じ遊びでも、発達段階が進むと遊び方が変わるのです。
特に2歳ごろと3歳ごろには大きな違いがあります。
発達段階によって遊び方が違うことが分かると
子どもを観る目の解像度が一気にアップします。
今回も、私たち協会の理事であり、
子どもの認知発達の専門家である
沢井佳子先生に
ボール遊びについて解説していただきました。
ーーーーー
転がるボールを追いかけ、抱え込み、一緒にごろんと転がる。
「まだ上手に投げられない」と見るより、
子どもがボールの動きにどう出会っているかを見てみると、
遊びの豊かさが変わります。
沢井佳子先生は2歳頃の姿を、
印象的に「ボールに遊ばれるみたい」と表現します。
2歳頃は、投げて受けるという決まったやり取りより、
転がるボールそのものを追うことが楽しい時期です。
丸いものは転がる。
押す力が強いと遠くへ行く。
坂では速くなる。
大きなボールに乗ろうとすれば、自分の身体もごろんと転がる。
両手で抱えるほどの大きな柔らかいボールも、
投げる道具というよりは、
抱く、押す、追う、もたれる相手になります。
「ボールに遊ばれる」姿を
未熟さゆえのほほえましい姿と受け取るだけではもったいないのです。
ボールの性質を全身で感じながら、
自分の身体の大きさや力を丸ごと確かめていると思えば
一気に応援したい気持ちが出てきます。
ボールを追いかけるとき、
子どもはただ走っているだけではありません。
沢井先生は、
動いているものに追いつくため、
子どもが行き先を見越して動いていると話します。
転がる方向と速さを見て、自分の進む方向を調整する。
言葉にはならなくても、頭の中では予測が働いています。
何度も取り逃がす経験も、予測を更新するための大切な情報です。
外遊びでも家の中の遊びでも
球体の持つ性質を全身で確かめる遊びの時間を
たっぷり設けてみてください。
3歳頃になると、
大人や年上の子がする動きを見て覚え、後から再現する力が伸びてきます。
沢井先生は、
「見たものを、後でまねできる」ようになり、
蹴る、投げるなど、
目的に沿ったボールの扱いへ近づくと説明します。
サッカーなら足で相手の方へ送る。
的に向かって投げる。相手と交互に転がす。
動作に「どこへ」「誰に」「何のために」が加わります。
本物に近い模様のサッカーボールやバスケットボールにも関心を持ち、
スポーツの場面をまねることも増えるでしょう。
ただし、
3歳になればキャッチボールが完成するという意味ではありません。
身体の発達には個人差があり、
大きさや柔らかさによっても難しさは変わります。
何回キャッチできたか、
ゴールへ何回入ったか、
を数えると、つい成功だけに目が向きます。
けれども、
ボールが来る前に手を出した
転がる先へ回り込んだ
相手が受け取りやすいように近づいた
という変化にも大切な発達があります。
2歳の子と遊ぶなら、
取りやすい場所へゆっくり転がし、
返ってこなくても待ってみます。
子どもは返すより、抱えて感触を確かめたいのかもしれません。
3歳の子には
「赤い線から転がそう」「箱をゴールにしよう」
と簡単な約束を加えられます。
約束が守れなくても叱るのではなく、
遊びながら共有しましょう。
身体を動かす力と、相手に合わせる社会性は、
同じペースで完成するわけではありません。
「正しく投げて」「ちゃんと蹴って」と形を教えることを急がなくても、
子どもは遊びの中で力加減と身体の使い方を学びます。
2歳なら、向かい合って転がす、坂から転がして追う、大きなボールを一緒に押す。
3歳なら、近い的を狙う、簡単なゴールへ蹴るなど、「目的」を少し加えると楽しめます。
ボール遊びをするときには
安全のため、年齢に合った大きさと柔らかさ、遊ぶ場所を選びましょう。
転がるものに全身で巻き込まれる2歳。
動きをまね、目的に合わせてボールを扱い始める3歳。
同じボールを追う姿であっても、
予測、模倣、運動の発達の進み方によって
「わかること」と「できること」の違いが読み取れます。
ご自身のお子さん、公園の親子などの遊ぶ姿に
是非注目してみてください。

日本こども成育協会シニアフェローの所真里子です。
子どもの安全の専門家として研究を進める傍ら
事故防止のための監修、コラム執筆を行っています。
*****
先日、東京都からの依頼で
子育てひろば職員の皆さんに
「安全な子育てひろば運営に役立つリスクマネジメント」
というタイトルで研修を行いました。
*子育てひろばについては、こちらを参照
https://kosodatehiroba.com/corporate
リスクマネジメントの難しいところは
「これをすれば絶対安全」というものがないこと。
「子育てひろば」と一言でいっても、
設置されている場所は、保育施設、児童館、空き店舗、マンションなど様々です。
リスクマネジメントや事故予防の基本知識は教えますが、
「自分たちのひろばの安全」を自分たちで考えるために
一歩を踏み出せる研修を心がけています。
研修後の、アンケートを記入する時間はいつも緊張します。
研修内容がいまいちだと、
アンケートを記入せず、
参加者は早々に離席してしまうものです。
ドキドキしながら会場を眺めていたら、
一人の参加者から声をかけられました。
“今日の研修に参加して、すっきりしました。
ひろばにはいろんな年齢の子が来る。
そこは悩んでも変えられません。
変えられるものは玩具しかありません。
だから、玩具を見直すことにします。”
とても晴れやかな表情で、
自分に言い聞かせるように話されていました。
事故予防は、製品や環境の改善、教育、法整備 の3つの側面から
アプローチすることが重要だといわれています。
そして、
「変えられないもの」と「変えられるもの」を整理して、
「変えられるもの」から手を付けていきます。
子どもの年齢や部屋の柱の位置等、
考えたところで「変えられないもの」があります。
「変えられないもの」で思考を止めず、
「変わられるもの」に目を向けていくことが大切なのです。
『子供の事故予防ハンドブック カエルくんと学ぶ「変えられるもの」 乳幼児編』(東京都、2024年)より
https://kodomosafetypj.metro.tokyo.lg.jp/about/redesign/
多様な参加者が集う集合研修では、
研修テーマの概論や関連知識の説明が中心となり、
参加者が抱えている個別の問題に対応することは
難しいのが現実です。
しかし、問いをたてるワークを入れたり、
課題を整理する理論を紹介したりするなど
参加者一人一人に気づきを与えることはできます。
人から言われたことよりも
自分で気づいたことのほうが
手も足も動き、知恵も働きます。
そんなことを考えて、研修を構成しました。
参加者の方々がそれぞれの気づきを得たようで
こちらも嬉しくなりました。
*******
日本こども成育協会では、
子ども向け施設等で働くスタッフの「安全の研修」に取り組んでいます。
ご相談等はこちらまでご連絡ください。
https://kodomoseiiku.jp/contact/
<執筆者プロフィール>
所真里子(ところ まりこ):子ども製品・保育の安全

【専門分野】
子どもの安全(製品安全、リスクマネジメント、事故予防)
日本子ども学会常任理事
製品安全対策優良企業表彰(経済産業省)審査委員
ISOガイド50(子どもの安全)JIS化委員
【略歴】
ベネッセコーポレーションに20年以上勤め、教材編集、子ども研究、知育玩具や通販
商品の事故事例分析や安全基準づくりに取り組む。在職中に日本女子大学大学院で子ど
もの事故予防を研究。
2013年保育の安全研究・教育センター設立に参加。2021年4月~2025年3月まで、消費
者庁政策調査員として、教育・保育施設、放課後児童クラブ、障害福祉施設、介護施設
等から提出される重大事故報告書(約2500件/年)の調査及び照会業務に従事。
現在は子どもの安全の専門家として、研修講師、保護者への安全講習、製品安全行政
の委員、企業へのアドバイス等を行っている。
<著書>
『イラストで学ぶ 保育者のための「ハザード」教室
~子どもの「危ない!」の見つけ方・伝え方~』(ぎょうせい)

こんにちは!
理事の大塚千夏子です。
子どもの認知発達は遊び方の変化に大きく関わります。
同じ遊びでも、発達段階が進むと遊び方が変わっていきます。
その具体的な変化を
私たち協会の理事であり、
子どもの認知発達の専門家である
沢井佳子先生に解説していただきました。
水をすくってはこぼす。
砂を握っては落とす。
大人から見ると同じことの繰り返しでも、
子どもにとっては一回ごとに違う発見があります。
沢井佳子先生は、
2歳と3歳では、同じ水・砂遊びでも
「遊びの質」が変わると話します。
2歳頃の水遊びは、水そのものとの出会いが中心です。
手を入れると冷たい。
たたくとはねる。
カップに入れ、傾けると流れ出る。
容器から容器へ移そうとして、
ほとんどこぼれてしまうこともあります。
砂も同じです。
さらさら落ちる乾いた砂、
握るとまとまる湿った砂。
山を完成させることより、
触ったときにどう変わるかが面白いのです。
沢井先生のお話では、
2歳は目の前にある具体的なものと
その動きが、遊びを支えます。
水をくむバケツ、
水を落とすじょうろ、
砂を入れる容器など、
何をする道具かが見てわかり、
扱い方が単純なものが遊びを助けます。
何度も水をくんでは捨てる子を見て、
「また同じことをしている」
と思うかもしれません。
けれども
子どもは、量、重さ、速さ、手応えを
毎回確かめています。
いっぱい入れたら重い。
細い穴からは少しずつ出る。
高いところから落とすとはねる。
言葉で説明できなくても、
手と目を使って因果関係を集めているのです。
3歳頃になると、
水や砂は「何かの代わり」にもなります。
砂のケーキに葉っぱを飾る。
水をスープに見立てる。
溝を掘って川をつくり、船を流す。
バケツをお店の鍋にする。
沢井先生は、
3歳に近づくと
「頭の中にイメージがあり、足りないものを別のものでつくれる」
と説明します。
2歳では本物に近い道具が遊びの意味を支えますが、
3歳では
シンプルなカップや棒、石にも
役割を与えられるようになります。
さらに、
「ここから水を流して池につなげよう」と目的を持ち、
必要な手順を考える姿も出てきます。
一人の感覚遊びだったものが、
友達とイメージを共有する遊びへ広がっていくのです。
立派な砂のお城ができたかどうかだけでは、
発達はわかりません。
昨日は砂を握って落とすだけだった子が、
今日はカップへ入れようとしている。
いつも水をこぼしていた子が、
容器を近づけて移すようになった。
一人で遊んでいた子が、
友達の水路へ水を流した。
こうした小さな変化に、
手先の調整、空間の理解、相手への関心が表れています。
年齢の違う子が同じ場所で遊ぶときも、
同じ完成を求める必要はありません。
2歳の子は水を運び、
3歳の子はその水で川をつくるなど、
それぞれの面白さが一つの遊びの中で重なることがあります。
子ども同士がどうつながるかを見るのも、水・砂遊びの醍醐味です。
型から砂が崩れる。
じょうろの水が目的の場所まで届かない。
大人はつい手を出したくなりますが、
そこで「どうしてだろう」と試す時間が生まれます。
乾いた砂では固まらないと気づき、
水を足してみる。
水路の途中が高いと流れないと知り、掘り直す。
これは遊びの中の科学です。
もちろん、
水の深さや誤飲、衛生面などには大人の見守りが必要です。
そのうえで、結果を急がず、
子どもの実験の繰り返しを
根気強く観察したいものです。
感触と変化を丸ごと味わう2歳。
イメージと目的を加え、ひとつの世界をつくる3歳。
服や手が汚れたその向こうに、
子どもの発達の確かな足跡があります。
ーーーー
遊びと学びは同じ地平にあります。
発達の段階が進むと
遊び方の質も変わります。
遊びという実験を通して多くのことを学び
次のステップへと向かいます。
これから不定期ですが、
あそび・おもちゃと発達の関係について
沢井先生のコメントを軸にシリーズでお伝えします。
どうぞお楽しみに☆

こんにちは!
理事の大塚千夏子です。
最近は0歳児育児を支援する取り組みの場に
見学に行くことが増えました。
主に
「多職種連携=複数の専門分野の人材が関わる場」で
どのような連携が
親と子どものメリットにつながっているかを
確かめたいと思ったからです。
授乳指導、育児教室、離乳食教室などなど。
訪問した先では単一の専門性だけでなく
いくつか専門分野が複合的に携わっていました。
そして、それが
親へのきめ細やかなサポートにつながっていたので
レポートしたいと思います。
0歳児の離乳食のサポートプログラムの例
保育士Aさんは
家での遊びの様子をお母さんにヒアリングしながら
・あかちゃんの座り方
・座ったときの傾き方
・音の鳴るおもちゃを左右上下に動かして
顔の向きが変わっても体のバランスが取れているか
などをチェックをします。
ズリばい、ハイハイ、つかまり立ちの状態を観ながら
ハイハイが得意になるように
実際にあかちゃんの足や腕の角度を調整すると
あかちゃんが得意げにハイハイの姿勢から
顔をグッと上げて動きます。
遊んだ後は、離乳食のチェック。
よく遊んだのであかちゃんも食べる気満々です。
お母さんは
あかちゃんに今食べさせている離乳食を持参して
いつも使っている食具で
いつものように食べさせます。
管理栄養士のBさんはその様子を見ながら
・食べているときに椅子に寄りかかっていないか
・床に足がちゃんとついているか
・お口の動き方のチェック
・離乳食スプーンを引いたときの
スプーンにどのくらい食べものが残っているかチェック
そして、飲み込むまでの時間を観察します。
その後のアドバイスは
離乳初期、中期、後期、と言った
通り一遍の話ではなく、
その子を観察した結果のアドバイスです。
前歯が上下生えている子でも
乳児嚥下の動作が残っている子には
齧りとりを進めるよりも
「もったり感」のある硬さのある離乳食で
舌で味わう時間を増やすように勧めます。
別の子はまだ下の歯しか生えていなくても
食べものを口の中で動かしている様子が見えたので
歯茎で押しつぶせるくらいに柔らかく煮た野菜や
ふかし芋を勧めます。
育児書や離乳食の指南書にある「かたさ」は
あくまでも「目安」であり
誰にでも当てはまるものではない、
ということが分かります。
栄養素の話しはほとんどしません。
「食べる」機能の発達があってこそ
栄養バランスが整うからです。
そしてもう一つ、
離乳食用のスプーンひとつで
子どもの食べ方に大きな変化があることも。
便利なシリコン製のスプーンでは
口の周りに食べ物がべたべたとはみ出ていました。
ステンレスの薄いスプーンでは
上唇で食べ物を捉えて口の中に取り込むから
口の周りに食べ物が残っていません。
身体が安定して、
食べものをうまく口の中に食べ物を取り込めた
という成功体験は
食べる意欲につながり
その後の「食べ方の発達」にも貢献します。
こうしたことを知らないまま
離乳食をうまく食べてくれない、
食が進まない、と
悩む親がほとんどだと思います。
育児をする親にとって
育児書にあるマニュアルに沿って
育児をしていたとしても
「マニュアル」どおりに進まなくなったとたんに
自分の育児への否定につながっていきます。
その苦しさを解消する場所は
SNS上にも
生成されたAIのもっともらしい答えの中にもありません。
複数の専門分野の目からその子の「今」を観察し
親が見ているいつものわが子の状態とすり合わせながら
その子にあった働きかけを一緒に考えていく場が
生活の最寄りに「リアル」にあることは
育児も子どもの未来も明るくすることにつながります。
逆に考えれば
これからは単一の専門分野だけでは
育児中の親の信頼を得ることができない
ということでもあります。
私が見学した取り組みは
いち早く信頼獲得に動き出し、
成果を出していました。
どのように成果を出していたか知りたい方は
私まで連絡いただければ詳しくシェアします。
次回は、歯科クリニックで活躍する助産師について
レポートします。

日本こども成育協会シニアフェローの所真里子です。
子どもの安全の専門家として研究を進める傍ら
事故防止のための監修、コラム執筆を行っています。
*****
気温がグングン上がり、
暑くて寝苦しい日々がしばらく続きますね。
涼しさを求めて、
普段とは違う部屋、場所で
お子さんが眠ることがあるのではないでしょうか。
「うちの子は寝相が悪いから」
「エアコンがある部屋のベッドは大人用だから」
・・・と安全を考えて、
ベッドガードを利用されるご家庭もあるでしょう。
この7月から、
乳幼児用ベッドガードには
「子供PSCマーク」の表示が義務化されことを
ご存知でしょうか。
2023年5月に、ベッド用落下防止策(ベッドガード)とマットレスの隙間に、
0歳児が、 頭が落ち込んだ状態で発見され、死亡した事故が起きました。
2017年にも同様の死亡事故が2件起きています。
出典:「0~1歳児のベッドからの転落事故にご注意ください!」(消費者庁、2020年)
ベッドガードは赤ちゃんの安全確保のために使われていますが、
ベッドガードを利用することで、ベッドからの転落を減少させるという
科学的根拠がないという研究報告もあります。
出典:Injury Alert(傷害速報)No.70ベッドガード使用時の窒息(日本小児科学会)
例えば、18ヶ月未満児の使用を想定した
SGマーク付きのベッドガードはありません。
子供PSCマークが対象とするベッドガードも同様に
出生後18ヶ月未満の乳幼児には使用させないとしています。
それは、ベッドガードで起きている死亡等の
重篤な事故の発生を受けてのことです。
https://www.meti.go.jp/product_safety/kodomo/images/2026_kodomo_psc_chirashi.pdf
移行措置のため、
来年7月までは子供PSCマークのない
ベッドガードも販売されますが、
「安全性に問題のある製品が出回らないように、
消費者に対する製品の安全性に関する広報を実施する。」
こととなっています。
「子供PSCマーク」は
子どもの安全のために
法改正して作ったマークです。
マーク付きの製品を
積極的に選んでほしいなぁと思います。
★子供PSCマークについては、
12月25日スタート 3歳未満用玩具「子供PSCマーク」表示 | 一般社団法人 日本こども成育協会
の記事もご覧ください。
*******
日本こども成育協会では、子ども向けイベント、
ワークショップ、施設等の「安全の確認」に取り組んでいます。
ご相談等はこちらまでご連絡ください。
https://kodomoseiiku.jp/contact/
<執筆者プロフィール>
所真里子(ところ まりこ):子ども製品・保育の安全

【専門分野】
子どもの安全(製品安全、リスクマネジメント、事故予防)
日本子ども学会常任理事
製品安全対策優良企業表彰(経済産業省)審査委員
ISOガイド50(子どもの安全)JIS化委員
【略歴】
ベネッセコーポレーションに20年以上勤め、教材編集、子ども研究、知育玩具や通販
商品の事故事例分析や安全基準づくりに取り組む。在職中に日本女子大学大学院で子ど
もの事故予防を研究。
2013年保育の安全研究・教育センター設立に参加。2021年4月~2025年3月まで、消費
者庁政策調査員として、教育・保育施設、放課後児童クラブ、障害福祉施設、介護施設
等から提出される重大事故報告書(約2500件/年)の調査及び照会業務に従事。
現在は子どもの安全の専門家として、研修講師、保護者への安全講習、製品安全行政
の委員、企業へのアドバイス等を行っている。
<著書>
『イラストで学ぶ 保育者のための「ハザード」教室
~子どもの「危ない!」の見つけ方・伝え方~』(ぎょうせい)

こんにちは!
理事の大塚千夏子です。
離乳食が進み、
色々な食材へのチャレンジを重ねてい行くと
必ずぶつかるのが
「好き嫌い」
幼児食へと移行すると
好き嫌いの頻度も変化も食材の種類も
多岐にわたるようになります。
協会の独自調査でも
子どもの食の悩みランキングトップ3は
1位 好き嫌い
2位 遊び食べ
3位 偏食(甘いものしか食べないなど)
そして9割の親が
子どもの食の好みによる悩みを抱えています。
親の気持ちを考えると
つくったものを完食してほしい。
栄養の偏りが出ないように何でも食べてほしい。
このまま野菜を食べない子どもに育ったらどうしよう・・・
など、
心配は尽きません。
でも、一度立ち止まって考えてみてください。
ほんとうに好き嫌いがあることは困ることなのでしょうか?
日本こども成育協会では
その「好き嫌い」について
すこし違う角度からアプローチして
あ、そういうことなの!?
と、肩の力が抜ける「好き嫌いの理由」をお伝えしています。
6月下旬の平日のお昼に
日本こども成育協会の「こども成育講座」を修了し
こども成育インストラクター<食専科>の資格をもって
活動している伊吹砂織さんが11人の受講者に向けて
「げんき食(R)サポーター講座」Part1
-好き嫌いには理由(わけ)がある―
を、開催しました。
Part1では
・子どものわかる力の発達段階
・味覚の発達
・口腔の発達発育
の3つの視点から
子どもの食べ物の好き嫌いがなぜ起こるのか、
イラスト付きのテキストをつかって
その理由を探っていきます。
そうすると、
あ、好き嫌いできるようになったんだ!
順調に発達して、
お口の中も育っているから
好き嫌いが出るんだ!
と、保護者が理解できるようになります。
理由がわかると
自分の味付けや料理の工夫が足りないことが
原因ではないことも分かります。
私たちから
「好き嫌いができるようになったんですね!おめでとう!」
と、伝えると
多くの保護者の方はホッとした表情を見せてくれます。
とは言え、
好き嫌いおめでとう!のままでよいわけではないので
食べられるようになる働きかけもお伝えしています。
その時にパワーを発揮するのは
好き嫌いを克服するレシピではありません。
「三項関係」と「模倣をする力」
専門的な言葉ですが、
図解のテキストを見ていただくと
その仕組みは日々の生活にあることが分かります。
大好きな愛着関係のある人(主に親や保育者)が
食卓にその食べ物を出す
おいしそうに食べる
こんな味がするからおいしいね、と言葉にする
すこし食べてみる?とすすめる
無理強いではなく
食卓でのコミュニケーションから
その食べ物へ「好印象」を持つように
演出を重ねていくことで
子ども自ら「食べたい」と
手を伸ばす日を待つ。
根気のいることですが
食べられたね!おめでとう!
を言える未来は必ず来る、と
「げんき食(R)サポーター講座」ではお伝えしています。
受講後の感想は
楽しく食事することの大切さを再確認できました。
一緒に食卓を囲み自然に食べたくなる環境を作ります。
説得や叱るでは無く、一緒に食卓を囲む事が大切だと感じました。
など、
日々の食卓に前向きな気持ちになったという
言葉を寄せていただきました。
でも、栄養バランスはどうするの?
については
Part2 げんき食習慣実践編 で
え!?こんなにシンプルなことでいいんだ!
でお伝えしています。
同時に、栄養素の吸収に欠かせない
咀嚼と消化の力の育て方も学べます。
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Part1の講義のあとに
講師を務めた伊吹砂織さんとは
げんき食サポーター講座を
「受けてみたい!」と
多くの人に思ってもらうにはどうするか?
と、作戦会議に熱が入りました。
げんき食(R)サポーター講座開催を
希望される方は問い合わせフォームに
「げんき食」と記入してご連絡ください。

こどもの心理発達と行動を7つの領域から観察することで、それぞろえの領域で「今できていること」と「これからできること」を見つけ、こどもの状態や個性に合わせた適切なコミュニケーションを生み出すことができます。
この講座では「こどもの今」を多角的に観察するためのアプローチをお伝えします。