

いま、子どもから青年、親世代から高齢者に至るまでの多世代が、
一人ひとりの 「こども」 に寄り添い、子どもの本質を見つめ「こどもを学ぶ社会」が求められています。
日本こども成育協会は、次代を担う子ども(0 歳~ 10 歳ごろ)の成長と発達を理解し、子ども一人ひとりが、自立した個人としてひとしく健やかに育つことができるよう、
最適な成育環境(人間・空間・時間・情報システム)の構築を目指します。
子どもの成育環境にあるモノやコトを創り出すことを「こども成育デザイン」と呼んでいます。
「育つ子ども」と「育てる大人」の幸福に配慮した「こども成育デザイン」が、
あらゆる産業やコミュニティにおいて、実現するように本協会は、発達心理学および子どもの成育に関する
諸科学の知見に基づいて製品やサービスの開発、人材育成の支援を行います。
現在、本協会では以下の「 3 つの視点」から子どもを学び、成育環境を構築する事業を行っています。

夏休み時期に「多摩川から繋ぐ未来バトン」と題し、
工作を通じて二子玉川にゆかりのある
多摩川のつながりを体験するイベントが開催されます。
8月1日(土)・2日(日)の2日間、南館6Fのホワイトモールにて、
様々な廃材を活用して多摩川を表現するアート作品をみんなで作ります。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.takashimaya.co.jp/tamagawa/sc/event/?id=6972


このイベントは
玉川髙島屋主催
日本こども成育協会プロデュース
asマテリアル株式会社企画運営にて
開催します。

夏休み時期に「多摩川から繋ぐ未来バトン」と題し、
工作を通じて二子玉川にゆかりのある
多摩川のつながりを体験するイベントが開催されます。
8月1日(土)・2日(日)の2日間、南館6Fのホワイトモールにて、
様々な廃材を活用して多摩川を表現するアート作品をみんなで作ります。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.takashimaya.co.jp/tamagawa/sc/event/?id=6972


このイベントは
玉川髙島屋主催
日本こども成育協会プロデュース
asマテリアル株式会社企画運営にて
開催します。

こちらの講演のLIVE配信は終了しました。
アーカイブ配信をご希望の方はこちらからお申し込みください。
https://ecoamanabi260705a.peatix.com
ーーーーー
7月5日(日)10時30分~13時
Early Childhood Oral Academy特別公開講座
ーーーーー
“唾液研究” の第一人者が語る
子どもの「唾液」と全身の健康のメカニズム
ーーーーー
「お子さんの唇はあれていませんか?」
「よだれが沢山出てきたら離乳食のタイミングかも」
「食事の時に飲み物で食べ物を流し込んでいませんか?」
ーーーーー
「唾液」をきっかけにお子さんの口腔の観察ポイントを伝えると
おうちの方も子どもの口腔機能に焦点を当てやすくなります。
今回は5歳児の唾液量採取および唾液の研究で
イグ・ノーベル賞化学賞(2019)を受賞された
小児歯科学・渡部茂先生に
歯科で「唾液」に焦点を当てる意義を
講演いただきます。
渡部先生は、弊協会が賛助会員である(一社)日本子ども学会の理事であり
小児歯科学のご研究で長年成果を上げていらっしゃいます。
また、歯科領域から子どもの虐待防止に取り組む活動や
唾液の研究など各方面に成果を上げていらっしゃる研究者です。
特に「5歳児の唾液量測定」が評価され
2019年イグ・ノーベル賞化学賞を受賞されたことは
メディアでも取り上げられていました。
今回は唾液と子どもの全身の健康について子どもの成育環境で活動されている
専門家(主に歯科医療従事者)に向けてお話しいただきます。
特別講座の後半は
弊協会理事の沢井佳子(発達心理学)と渡部先生との
クロストークでご参加者の質疑に応える時間も設けています。
この機会に、「唾液」を通した健康教育と
育児に口腔育成を取り入れるアプローチを一緒に考えていただけましたら幸いです。
お申し込みのすべての方にアーカイブ配信します。
日程の合わない方にも安心してお申込みいただけます。
―――――
■7月5日(日)当日のタイムライン
<オンライン開催>
10時25分 ZOOMオープン
10時30分 スタート
ごあいさつ
10時40分 渡部茂先生講演(60分)
「子育ての構え -口腔の健康と唾液-」
11時40分 Q&Aセッション(40分)
渡部茂先生・沢井佳子先生・クロストーク
12時20分 クリニックへの落とし込み(30分)
ママとあかちゃんを集める3つのポイント
日本こども成育協会 大塚千夏子
12時50分 アンケート回答
あいさつ:渡部先生・沢井先生
13時00分 終了(終了時間は目安です)
―――――
ご案内リーフレットはこちらからダウンロードできます
https://kodomoseiiku.jp/wordpress/wp-content/uploads/2026/06/033a7b2910200c646fab12d344a4b75b.pdf

日本こども成育協会のメディアパートナー「パパしるべ」さんが
制作協力しているYoutube番組が公開されました。
確かに、子育てスタートのタイミングが
40代、50代という家族も増えてきたからこその視点です。
(以下プレスリリースより引用)
ホリプロ所属
3匹のおじパパ<本並健治、登坂淳一、萱野稔人>が、
50代以上の現役子育てパパの本音を発信
NPO法人ファザーリング・ジャパン(所在地:東京都千代田区、代表理事:池田浩久)は、父の日を前に、
50代以上で子育てに奮闘する父親たち
=おじパパによる、おじパパのためのYouTubeチャンネル
「3匹のおじパパ」を開設することをお知らせいたします。
近年、晩婚化や不妊治療の普及などを背景に、
40代後半以降で子どもを授かる「おじパパ」が増加しています。
人生経験を積んだからこそ見える子育ての喜びや悩み、
世代間ギャップ、体力との戦いなど、
これまで十分に語られてこなかったリアルな育児体験を
発信する新たなメディアとしてスタートします。
■「おじパパ」が主役の新しい子育てメディア
チャンネルに出演するのは、
いずれも50代以降に幼い子どもの子育てに向き合う3人。
元サッカー日本代表・本並健治、
元NHKアナウンサー・登坂淳一、
ワイドショーコメンテーターでおなじみの哲学者・萱野稔人!
異なるキャリアを歩んできた3人が、
「父親」という共通点で集結。
子育てアイテムの体験レビューや話題の親子スポット訪問、
専門家との対談、子育てデータの分析などを通じて、
「おじパパならでは」の視点で育児を語ります。
■YouTubeチャンネル概要
URL:https://www.youtube.com/channel/UCMb1S04zhas0aMY65F05Nig?si=GC3ZVdHh9-zNkIxk
公開開始日:2026年6月17日
記念すべき初回公開動画のテーマは
「#0 結成“3匹のおじパパ”!急増する高齢パパの星を目指すのだ!」
「#1おじパパびっくり!子どものぐずりにも!自分の健康にも?最強はちみつとは?」
子どもの不調時に、どう対応しているのか?各家庭の夫婦の役割分担も大公開!
■協力
■プレスリリース全文はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000027919.html

日本こども成育協会が監修に携わる
日本マクドナルド株式会社のハッピーセット(R)について
https://www.mcdonalds.co.jp/company/news/2026/0508a/
2026.05.08
日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:トーマス・コウ)は、
ハッピーセット「へんしん!マクドナルドロボ」とハッピーセット「ちいかわ」、
ほんのハッピーセット「スイミー」とほんのハッピーセット「運ぶ乗りもの」を、
2026年5月15日(金)より期間限定で全国のマクドナルド(一部店舗を除く)にて販売いたします。
■へんしん!マクドナルドロボ:沢井先生監修ポイント
「変身の遊び」が自信を育てる
子どもは変身が大好きです。姿をガラリと変えるおもちゃが好きです。
小さな箱が、空飛ぶロボットや巨大な恐竜ロボットへと変身できる、という
「隠されたパワー」が魅力的なのです。
「これはタダモノではない。
この中には、すごい力が潜んでいて、強いロボットに変身できるんだ!」
という変身物語で遊ぶうちに、
「大きくて有能なものへと変身するイメージ」が、
記憶の中に取り込まれます。
おもちゃを変身させながら、
「きっと自分にも、変身する力が隠れている!」と想像する遊びが、
子どもの自己像を大きくし、自信を育てるのです。
■ちいかわ:沢井先生監修ポイント
「親しき仲にも仕事あり」の遊び
「ちいかわ」の仲間たちが、マクドナルドのマネージャーやクルーになったら、
どんな態度でお仕事をするでしょうか?
制服に身を包んだ「ちいかわ」たちのフィギュアを動かしながら、
「職場のドラマ」を想像して、3分以上お話ししてみましょう。
仲良し同士の、普段のおしゃべりとは一味違う、お仕事モード。
親しき仲にも、仕事のミッションがあり、礼節があることを、
子どもはすぐに学んで真似をします。
子どもは本来、「お仕事のルールを守る遊び」が大好きなのです。
いろいろな役割や、仕事の言葉を話題にしながら、
仲間と働く「ごっこ遊び」を楽しみましょう。

日本こども成育協会シニアフェローの所真里子です。
子どもの安全の専門家として研究を進める傍ら
事故防止のための監修、コラム執筆を行っています。
*****
気温がグングン上がり、
暑くて寝苦しい日々がしばらく続きますね。
涼しさを求めて、
普段とは違う部屋、場所で
お子さんが眠ることがあるのではないでしょうか。
「うちの子は寝相が悪いから」
「エアコンがある部屋のベッドは大人用だから」
・・・と安全を考えて、
ベッドガードを利用されるご家庭もあるでしょう。
この7月から、
乳幼児用ベッドガードには
「子供PSCマーク」の表示が義務化されことを
ご存知でしょうか。
2023年5月に、ベッド用落下防止策(ベッドガード)とマットレスの隙間に、
0歳児が、 頭が落ち込んだ状態で発見され、死亡した事故が起きました。
2017年にも同様の死亡事故が2件起きています。
出典:「0~1歳児のベッドからの転落事故にご注意ください!」(消費者庁、2020年)
ベッドガードは赤ちゃんの安全確保のために使われていますが、
ベッドガードを利用することで、ベッドからの転落を減少させるという
科学的根拠がないという研究報告もあります。
出典:Injury Alert(傷害速報)No.70ベッドガード使用時の窒息(日本小児科学会)
例えば、18ヶ月未満児の使用を想定した
SGマーク付きのベッドガードはありません。
子供PSCマークが対象とするベッドガードも同様に
出生後18ヶ月未満の乳幼児には使用させないとしています。
それは、ベッドガードで起きている死亡等の
重篤な事故の発生を受けてのことです。
https://www.meti.go.jp/product_safety/kodomo/images/2026_kodomo_psc_chirashi.pdf
移行措置のため、
来年7月までは子供PSCマークのない
ベッドガードも販売されますが、
「安全性に問題のある製品が出回らないように、
消費者に対する製品の安全性に関する広報を実施する。」
こととなっています。
「子供PSCマーク」は
子どもの安全のために
法改正して作ったマークです。
マーク付きの製品を
積極的に選んでほしいなぁと思います。
★子供PSCマークについては、
12月25日スタート 3歳未満用玩具「子供PSCマーク」表示 | 一般社団法人 日本こども成育協会
の記事もご覧ください。
*******
日本こども成育協会では、子ども向けイベント、
ワークショップ、施設等の「安全の確認」に取り組んでいます。
ご相談等はこちらまでご連絡ください。
https://kodomoseiiku.jp/contact/
<執筆者プロフィール>
所真里子(ところ まりこ):子ども製品・保育の安全

【専門分野】
子どもの安全(製品安全、リスクマネジメント、事故予防)
日本子ども学会常任理事
製品安全対策優良企業表彰(経済産業省)審査委員
ISOガイド50(子どもの安全)JIS化委員
【略歴】
ベネッセコーポレーションに20年以上勤め、教材編集、子ども研究、知育玩具や通販
商品の事故事例分析や安全基準づくりに取り組む。在職中に日本女子大学大学院で子ど
もの事故予防を研究。
2013年保育の安全研究・教育センター設立に参加。2021年4月~2025年3月まで、消費
者庁政策調査員として、教育・保育施設、放課後児童クラブ、障害福祉施設、介護施設
等から提出される重大事故報告書(約2500件/年)の調査及び照会業務に従事。
現在は子どもの安全の専門家として、研修講師、保護者への安全講習、製品安全行政
の委員、企業へのアドバイス等を行っている。
<著書>
『イラストで学ぶ 保育者のための「ハザード」教室
~子どもの「危ない!」の見つけ方・伝え方~』(ぎょうせい)

こんにちは!
理事の大塚千夏子です。
離乳食が進み、
色々な食材へのチャレンジを重ねてい行くと
必ずぶつかるのが
「好き嫌い」
幼児食へと移行すると
好き嫌いの頻度も変化も食材の種類も
多岐にわたるようになります。
協会の独自調査でも
子どもの食の悩みランキングトップ3は
1位 好き嫌い
2位 遊び食べ
3位 偏食(甘いものしか食べないなど)
そして9割の親が
子どもの食の好みによる悩みを抱えています。
親の気持ちを考えると
つくったものを完食してほしい。
栄養の偏りが出ないように何でも食べてほしい。
このまま野菜を食べない子どもに育ったらどうしよう・・・
など、
心配は尽きません。
でも、一度立ち止まって考えてみてください。
ほんとうに好き嫌いがあることは困ることなのでしょうか?
日本こども成育協会では
その「好き嫌い」について
すこし違う角度からアプローチして
あ、そういうことなの!?
と、肩の力が抜ける「好き嫌いの理由」をお伝えしています。
6月下旬の平日のお昼に
日本こども成育協会の「こども成育講座」を修了し
こども成育インストラクター<食専科>の資格をもって
活動している伊吹砂織さんが11人の受講者に向けて
「げんき食(R)サポーター講座」Part1
-好き嫌いには理由(わけ)がある―
を、開催しました。
Part1では
・子どものわかる力の発達段階
・味覚の発達
・口腔の発達発育
の3つの視点から
子どもの食べ物の好き嫌いがなぜ起こるのか、
イラスト付きのテキストをつかって
その理由を探っていきます。
そうすると、
あ、好き嫌いできるようになったんだ!
順調に発達して、
お口の中も育っているから
好き嫌いが出るんだ!
と、保護者が理解できるようになります。
理由がわかると
自分の味付けや料理の工夫が足りないことが
原因ではないことも分かります。
私たちから
「好き嫌いができるようになったんですね!おめでとう!」
と、伝えると
多くの保護者の方はホッとした表情を見せてくれます。
とは言え、
好き嫌いおめでとう!のままでよいわけではないので
食べられるようになる働きかけもお伝えしています。
その時にパワーを発揮するのは
好き嫌いを克服するレシピではありません。
「三項関係」と「模倣をする力」
専門的な言葉ですが、
図解のテキストを見ていただくと
その仕組みは日々の生活にあることが分かります。
大好きな愛着関係のある人(主に親や保育者)が
食卓にその食べ物を出す
おいしそうに食べる
こんな味がするからおいしいね、と言葉にする
すこし食べてみる?とすすめる
無理強いではなく
食卓でのコミュニケーションから
その食べ物へ「好印象」を持つように
演出を重ねていくことで
子ども自ら「食べたい」と
手を伸ばす日を待つ。
根気のいることですが
食べられたね!おめでとう!
を言える未来は必ず来る、と
「げんき食(R)サポーター講座」ではお伝えしています。
受講後の感想は
楽しく食事することの大切さを再確認できました。
一緒に食卓を囲み自然に食べたくなる環境を作ります。
説得や叱るでは無く、一緒に食卓を囲む事が大切だと感じました。
など、
日々の食卓に前向きな気持ちになったという
言葉を寄せていただきました。
でも、栄養バランスはどうするの?
については
Part2 げんき食習慣実践編 で
え!?こんなにシンプルなことでいいんだ!
でお伝えしています。
同時に、栄養素の吸収に欠かせない
咀嚼と消化の力の育て方も学べます。
ーーーーー
Part1の講義のあとに
講師を務めた伊吹砂織さんとは
げんき食サポーター講座を
「受けてみたい!」と
多くの人に思ってもらうにはどうするか?
と、作戦会議に熱が入りました。
げんき食(R)サポーター講座開催を
希望される方は問い合わせフォームに
「げんき食」と記入してご連絡ください。

理事の大塚千夏子です。
2026年6月20日・21日、
Early Childhood Oral Academy(ECOA)のオブザーバーでもある
歯科医師・青木かなえ先生が主催する
歯科医療従事者向け勉強会が開催されました。
ゲスト講師として登壇されたのは、
私たち協会のシニアフェローであり助産師の難波直子先生。
その講演内容の一部をご紹介します。
いま、歯科業界は「小児口腔発達」に注目する人が増えています。
子どもの口腔発達を見るためには
子どもの成長・発達を学ぶことは必須ですが
育児をする親のリアルを学ぶことは後回しになりがちです。
妊娠期の親の姿勢、
乳児の授乳への知識だけでは
親の困りごとや不安に寄り添うことは難しいのです。
翻って見れば
親の困りごとや不安へのアプローチができれば
子どもへのアプローチができるということです。
今回の難波先生の講義は、
そのことを改めて確認する時間となりました。
難波先生のお話で印象的だったのは、
「現代の育児は20年前とはまったく違う環境になっている」
ということです。
晩婚化によって祖父母も高齢になり、
コロナ禍を境に里帰り出産を選択する人は減りました。
分娩施設は減少し、
入院期間も短縮され、
出産からわずか数日で母親は赤ちゃんとの生活をスタートします。
一方で、多くの親は
わが子を抱くまで「赤ちゃん」に触れた経験すらない
まま育児を始めています。
かつて地域や家族で支えていた子育ては、
いまや「親だけ」で抱え込むものへと変化してしまいました。
そして、出産は決して「終わり」ではありません。
難波先生は、出産を
「富士山を一気に登って降りてくるほどのエネルギーを使う」
と表現します。
身体は大きなダメージを受け、
ホルモンバランスは急激に変化し、
その状態で24時間休みのない育児が始まります。
それでも社会は、
「母親だからできる」
「自然に母乳は出る」
「育児は慣れるもの」
という思い込みで育児をする親を見ています。
しかし現実には、
授乳一つとっても高度な技術が必要であり、
睡眠不足や身体の痛み、
精神的な負担の中で、
多くの母親が
充分に教えてもらうことなく自力で何とかしようとしています。
そしてうまくいかないと
「自分が悪い」と自分を責めています。
「そろそろ慣れたでしょう。」
「そんなことで悩んでいるの?」
周囲のその一言が、
母親をさらに孤立させてしまうことがあります。
では、この話は歯科とどのようにつながるのでしょうか。
歯科は
「できるだけ早く赤ちゃんの口を診てあげたい」
親は
「乳歯が出てきたら検診に行く」
「歯磨きを頑張ってむし歯さえ作らなければ歯医者さんに行かなくて済む」
ここにギャップがあります。
そのギャップを埋めるひとつのヒントが
「お母さん自身」を見ることです。
産前産後と切れ目ない関係を構築することです。
赤ちゃんを話題に出す前に、
「最近眠れていますか?」
「授乳や育児で気になること、なんでもお話ししてください」
「困っていることはありませんか?」
そんな何気ない一言が、
お母さんにとって
「自分を気にかけてくれる人がいた」
と感じられる時間になるかもしれません。
歯科医院は
定期的に親子が訪れることができる
数少ない医療施設です。
だからこそ、
子どもの口腔だけではなく、
親子の暮らし全体を見守ることができます。
もし気になる様子があれば、
助産師や保健師、管理栄養士、保育士など、
必要な専門家へつなぐ。
それだけでも、親子を孤立から守る大きな力になります。
何気なく近所の歯医者さんに行っただけなのに
自分のことを気にかけてくれる…
困ったことを口にしたら、相談先を教えてくれる…
そうすれば
おかあさんはそのクリニックを信頼して
自分の口腔ケアだけでなく
子どものことも任せたい!家族みんなも!
と思うでしょう。
ーーーーーーー
Early Childhood Oral Academyについて
詳しくはこちら
https://kodomoseiiku.jp/lp/ecoa/

日本こども成育協会シニアフェローの所真里子です。
子どもの安全の専門家として研究を進める傍ら
事故防止のための監修、コラム執筆を行っています。
そろそろ夏のレジャーについて
計画を立てているご家庭もあるのではないでしょうか。
園や、子ども会などでも夏ならではの遠出を計画している方は
必ずチェックしてほしいことがあります。
川や湖、海で遊ぶ予定があるならば、
準備リストに入れてください。
「足を水につけるだけ。泳がないから大丈夫」
「浮き輪があれば大丈夫」
と思わないでください。
水の中は滑りやすく、
流れに足を取られることもあります。
浮き輪は、
大きな波や風で流されたりひっくり返ったりすることもあります。
ライフジャケットを着用していれば
溺れるリスクがぐっと下がります。
ボートやヨットに乗る時も着用します。
サイズは合っていますか?
大きすぎると、
ライフジャケットが鼻と口を覆ってしまったり脱げたりすることもあります。
また、ベルトの絞め付けが不十分だと
うまく浮かなかったり脱げたりすることもあります。
売り場で試着したり
出かける前に着用方法を確認しましょう。
「ライフジャケット」と売っていても
残念ながら浮力が十分でないものもあります。
購入前に説明書きを必ず確認してください。
例えば、
国土交通省が定めた安全基準を満たしたライフジャケットには
「桜マーク」が付いていますので、
マーク付きの製品を選ぶのもお勧めします。

「みんなの消費安全ナビ from 消費者庁」
Vol.663 水辺のレジャーではライフジャケットを正しく着用しましょう(消費者庁、20250627)より引用
ライフジャケットが用意されている
レジャー施設もあります。
レンタルを予定している場合は、
子どもサイズは扱っているか、
事前の予約は必要か、等
出かける前に問い合わせしましょう。
子どもが大好きな水遊び。
安全に楽しめるように
事前準備をお忘れなく。
*******
日本こども成育協会では、子ども向けイベント、ワークショップ、施設等の「安全の確認」に取り組んでいます。ご
相談等はこちらまでご連絡ください。
https://kodomoseiiku.jp/contact/
<執筆者プロフィール>
所真里子(ところ まりこ):子ども製品・保育の安全

【専門分野】
子どもの安全(製品安全、リスクマネジメント、事故予防)
日本子ども学会常任理事
製品安全対策優良企業表彰(経済産業省)審査委員
ISOガイド50(子どもの安全)JIS化委員
【略歴】
ベネッセコーポレーションに20年以上勤め、教材編集、子ども研究、知育玩具や通販
商品の事故事例分析や安全基準づくりに取り組む。在職中に日本女子大学大学院で子ど
もの事故予防を研究。
2013年保育の安全研究・教育センター設立に参加。2021年4月~2025年3月まで、消費
者庁政策調査員として、教育・保育施設、放課後児童クラブ、障害福祉施設、介護施設
等から提出される重大事故報告書(約2500件/年)の調査及び照会業務に従事。
現在は子どもの安全の専門家として、研修講師、保護者への安全講習、製品安全行政
の委員、企業へのアドバイス等を行っている。
<著書>
『イラストで学ぶ 保育者のための「ハザード」教室
~子どもの「危ない!」の見つけ方・伝え方~』(ぎょうせい)

こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。
前回は、
むし歯予防・努力を無駄にしない!「3つのポイント」の内2つをお伝えしました。
1)歯ブラシだけでは磨ききれない
→むし歯のリスクが高いところにフォーカスをあてた歯みがきを行うこと
2)細菌が増えない工夫が必要
→増えたら磨いて取る歯みがきに加え食事のアプローチを習慣化する
3)お口の機能(口腔機能)を高める
→お口の発達成長を促し口腔機能を上げることで自然に綺麗にする力(自浄作用)を活発にする
今回は最後の3つ目の「お口の機能(口腔機能)を高める」
についてお話しします。
(2)でも少しお伝えしましたが、
お口をしっかり使って食べることでお口の機能が上がり
食べかすがお口のなかに残りにくくなるのもむし歯予防には大変役立ちます。
一日3食、1年1095回、
お口をしっかり動かすことは、
自浄作用(お口を自然に綺麗にする力)と
顔周りの筋肉や顎骨の成長を促します。
お子さんにとって
「おくちをしっかりと動かして食べる習慣」は
一生の宝物です。
・脳への刺激
・呼吸や発声のしやすさ
・栄養摂取
・全体の姿勢の保持
その影響は口や歯だけにとどまらず
全身の健康や生活の質にも及びます。
また、口腔機能が高まれば
お口がよく動くので「唾液」がたくさん出て
お口全体に広がり自浄作用が向上します。
つまり
むし歯になりにくい口腔環境の基礎となります。
食事の時間以外にも
生活や遊びの中で口腔機能のトレーニングはできるので
親子でできる「おくちを使った遊び」の例を紹介します。
・シャボン玉、吹き戻し、風船を膨らませる
・大きく口を開けて歌う
・ぶくぶくうがい(お水がなくてもエアーでもよい)
歯みがきやむし歯予防という言葉を使わなくても
いつでも楽しみながら行えます。
口全体を使った動きは“食べる”機能も向上させます。
口をよく動かして、楽しく美味しく食べれば栄養摂取の効率もアップします。
結果、歯も含めた全身の成長発達の大きな助けになります。
そして、口腔環境を自然に綺麗にする力(自浄作用)が活発になるのです。
歯みがきの仕方や道具の活用、砂糖を摂る機会を減らすなどの工夫に加えて
口、舌、頬の筋肉、喉をよく動かすことを習慣にすると
口腔機能が高まり、唾液もよく出て
むし歯予防以上の「いいこと」が増えていきます。
2回にわたってむし歯予防についてお伝えしました。
毎日なんとなくやっていたことや、無意識にやっていたことを
少し意識するだけで
むし歯予防や口腔機能の維持向上に役立ちます。
そしてその成果を
親子一緒に歯科クリニックで定期的にチェックしてもらうことも
ルーティンに入れていきましょう。
今日からできることを発見して
本格的な予防習慣にシフトしていくことを願っています。
7月5日(日)10時30分~13時
Early Childhood Oral Academy特別公開講座
オンライン開催
ーーーーーーーーーー
“唾液研究” の第一人者が語る
子どもの「唾液」と全身の健康のメカニズム
―親子が通い続けたくなる・歯科の本質アプローチ―
ーーーーーーーーーー
むし歯予防だけでなく、
全身の健康のために「唾液」が大きな役割を担っていることはご存知ですか?
今回、その「唾液」について
弊協会とご縁の深い(一社)日本子ども学会の理事であり
小児歯科学のご研究で長年成果を上げていらっしゃる
渡部茂先生に講演をしていただくことになりました。
渡部茂先生は、歯科領域から子どもの虐待防止に取り組む活動や
唾液の研究など各方面に成果を上げていらっしゃる研究者です。
2019年には「5歳児の唾液量測定」が評価され
イグ・ノーベル賞化学賞を受賞されたことは
多くのメディアでも取り上げられました。
今回は唾液と子どもの全身の健康について
歯科クリニックで歯科医療に従事する皆さま向けに
お話しをしていただきます。
このブログをご覧の方は受講料特典がございます。
概要はPeatixにてご覧いただけます↓
ーーーーーー
<当記事執筆者プロフィール>

宗田 香織(歯科衛生士)
1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。
2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・
インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。
2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉として活動中。

こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。
梅雨の気配を感じるこの頃ですが、皆様お元気ですか?
6月はむし歯予防週間など、
むし歯予防やお口や歯の健康について考えるイベントが
色々なところで開催されます。
こうした啓蒙活動や予防の意識の高まりから
この20年でむし歯になる子どもは格段に減っています。
調査年 5歳児の乳歯う蝕有病率
2005年(平成17年)約60.5%
2016年(平成28年)約39.0%
2022年(令和4年) 約17.6%
つまり、
2005年には5歳児の10人中6人にむし歯があったのに対し、
2022年には10人中2人以下になったということです。
大切な子どもの口にむし歯ができないように
仕上げ磨きや、自立したはみがき習慣に導くために
ご家庭や園、学校、歯科でのご努力に頭が下がります。
それでも、園や学校で歯科健診があり、
子どもが歯科医院受診の用紙をもらってきて
慌てて歯医者さんの予約をしたというご家庭は少なくありません。
そこで、
今回のブログでは、基本に立ち返り
ご家庭でできる「むし歯予防」についてお話しします。
歯科医院でもこのご質問は本当にたくさんいただきます。
こどももおとなも殆どの方が、
1日2〜3回食後に歯みがきをされていると思いますが、
ご自身が想像しているほど
プラーク(歯垢・細菌の塊)が取れていないのです。
むし歯ができるメカニズムは、
むし歯に関連する細菌が増殖し
その際に出す酸によって歯が溶かされ、
むし歯に罹患します。
口腔内で増えてしまった細菌を
くまなく除去することが必要となるので、
むし歯予防において歯みがきは大切です。
では、毎日歯みがきしているのに
なぜむし歯になってしまうのでしょうか?
1)歯ブラシだけでは磨ききれない
→むし歯のリスクが高いところにフォーカスをあてた歯みがきを行うこと
2)細菌を増やさない工夫
→増えたら磨いて取る歯みがきに加え食事のアプローチを習慣化する
3)お口の機能(口腔機能)を高める
→お口の発達成長を促し口腔機能を上げることで自然に綺麗にする力(自浄作用)を活発にする
それぞれ詳しくお話しします。
1)歯ブラシだけでは磨ききれない
毎日歯みがきで、
ワンポイントブラシ・フロス(大人は+歯間ブラシ)などの
“歯と歯の間”や“歯ブラシが当たりにくい場所”
専用の口腔ケアグッズを習慣的に使っている人は
とても少ないのが現状です。
実は歯ブラシで磨けるのは歯の表面的な部分のみで、
むし歯罹患リスクの高い
・歯と歯の間
・歯の接点
・歯の根元の生え際
・歯の噛む面の山脈のような凸凹
・下の奥歯の内側
・上の奥歯の外側
は、プラークが残りやすい場所には届いていません。
ワンポイントブラシ・フロス・歯間ブラシなどの
口腔ケアグッズを優先的に使い
一番最後に“仕上げ”と“フッ素塗布”を目的に
歯ブラシを使うことで磨き残しが少なくなります。
むし歯のリスクが高いところに届くケアグッズを用いると
むし歯予防の成果を格段にアップさせます。
2)細菌を増やさない工夫
歯みがき=増えたプラークを取り除くことですが、
プラークを増やさないようにすると
歯みがきの負担が小さくなります。
そこで、食事に注目してみましょう。
・食事やおやつで砂糖(ショ糖)の摂取が多くなっていないか
・3食以外でもつまみ食いやおやつのタイミングが多くなってダラダラ食べになっていないか
・早食いになっていないか
・水分がないと飲み込めないが癖になっていないか
いかがでしょうか?
まず、砂糖(ショ糖)は
むし歯関連菌が好み増殖をするのに必要な栄養なので
“甘すぎる味付けにしない”ことや、
こどもの“おやつは補助食”と考えて
スイーツではなく
普段は小さめのおにぎりや小魚・ナッツ・チーズ・スティック野菜など
栄養補給としてのラインナップにする、
などの工夫が必要です。
さらに、栄養面だけではなく「食事」は
“よく噛んで食べる”こと、
“ゴックンと”自力で飲み込む力を付ける
トレーニングのチャンスであるということを
おとなも子どもも常に意識すると良いでしょう。
栄養面に加えて食べ方の意識をすることで
「唾液がよく出て」
プラークが増えにくくなります。
磨いて除去する歯みがきに加えて
食べもの選びと、良い食べ方の習慣化は大事なポイントです。
最後の3つ目「お口の機能(口腔機能)を高める」は
次回にお伝えします。
お楽しみに!
■歯と口の健康週間 上野動物園行事
令和8年6月7日(日)12:00~16:00
私も歯科健診業務で携わっている、
東京都歯科医師会も上野動物園でイベントを行います。
お近くの方や今週末上野動物園へ行かれる方はぜひご参加ください。
https://www.tokyo-zoo.net/ueno/news/11700/index.html
7月5日(日)10時30分~13時
Early Childhood Oral Academy特別公開講座
オンライン開催
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“唾液研究” の第一人者が語る
子どもの「唾液」と全身の健康のメカニズム
―親子が通い続けたくなる・歯科の本質アプローチ―
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むし歯予防だけでなく、
全身の健康のために「唾液」が大きな役割を担っていることはご存知ですか?
今回、その「唾液」について
弊協会とご縁の深い(一社)日本子ども学会の理事であり
小児歯科学のご研究で長年成果を上げていらっしゃる
渡部茂先生に講演をしていただくことになりました。
渡部茂先生は、歯科領域から子どもの虐待防止に取り組む活動や
唾液の研究など各方面に成果を上げていらっしゃる研究者です。
2019年には「5歳児の唾液量測定」が評価され
イグ・ノーベル賞化学賞を受賞されたことは
多くのメディアでも取り上げられました。
今回は唾液と子どもの全身の健康について
歯科クリニックで歯科医療に従事する皆さま向けに
お話しをしていただきます。
このブログをご覧の方は受講料特典がございます。
概要はPeatixにてご覧いただけます↓
https://ecoamanabi260705.peatix.com
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<当記事執筆者プロフィール>

宗田 香織(歯科衛生士)
1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。
2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・
インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。
2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉として活動中。

こどもの心理発達と行動を7つの領域から観察することで、それぞろえの領域で「今できていること」と「これからできること」を見つけ、こどもの状態や個性に合わせた適切なコミュニケーションを生み出すことができます。
この講座では「こどもの今」を多角的に観察するためのアプローチをお伝えします。