

いま、子どもから青年、親世代から高齢者に至るまでの多世代が、
一人ひとりの 「こども」 に寄り添い、子どもの本質を見つめ「こどもを学ぶ社会」が求められています。
日本こども成育協会は、次代を担う子ども(0 歳~ 10 歳ごろ)の成長と発達を理解し、子ども一人ひとりが、自立した個人としてひとしく健やかに育つことができるよう、
最適な成育環境(人間・空間・時間・情報システム)の構築を目指します。
子どもの成育環境にあるモノやコトを創り出すことを「こども成育デザイン」と呼んでいます。
「育つ子ども」と「育てる大人」の幸福に配慮した「こども成育デザイン」が、
あらゆる産業やコミュニティにおいて、実現するように本協会は、発達心理学および子どもの成育に関する
諸科学の知見に基づいて製品やサービスの開発、人材育成の支援を行います。
現在、本協会では以下の「 3 つの視点」から子どもを学び、成育環境を構築する事業を行っています。

ーーーーーーーーーーー
■講座プログラム
0歳児診療・保育のプロから学ぶ!0歳児からの食の発達と自立の支援
ーーーーーーーーーーー
第1部|11:00~13:00
保育の現場で育む食の発達とその支援
講師:滝口菜穂子先生
株式会社はな保育 取締役・保育士
保育の現場で実際に行われている、0歳児の食の発達を支える取り組みを学びます。
離乳食の支援だけでなく、子どもの自立や、親との関わり方についても理解を深めます。
第2部|14:00~15:00
保育と歯科の連携 ― 対談&質疑応答 ―
登壇:滝口菜穂子先生
モデレーター:沢井佳子先生
(発達心理学専門家/日本こども成育協会理事)
「歯が生えてから歯科」を「歯が生える前に歯科」へ。
「託児」を「0歳児歯科」へ。
歯科医院が保育園とつながるメリットとは?
子どもや保護者にとってのメリットとは?
保育と歯科、それぞれの立場から、これからの親子支援について考えます。
参加者の皆さまからのご質問にもお答えします。
ーーーーーーーーーーー
■こんな方におすすめします
□ 0歳児からの歯科受診や親子支援に取り組みたい歯科医師・歯科衛生士の方
□ 離乳食や食の発達について、保育現場の実践を知りたい方
□ 保護者への説明や育児支援の引き出しを増やしたい方
□ 歯科医院と保育園の連携を考えている方
□ 院内の託児機能を、0歳児診療につなげたい方
□ 子どもの成育を支える多職種連携に関心のある方
ーーーーーーーーーーー
■対象者:
主に子どもの口腔の健康に注力しているクリニックでの歯科医療従事者
クリニック院長・理事長・クリニック法人代表
上記クリニックで歯科医療に従事するスタッフ
・勤務医
・歯科衛生士
・歯科助手
・TC・など CO-デンタルスタッフ
・管理栄養士
・保育士
・助産師
・歯科に関わる事業や仕事をしている方
ーーーーーーーーーーー
■開催概要
開催日:2026年10月14日(水)
開催方法:オンライン(Zoom)
時間:
第1部 11:00~13:00
第2部 14:00~15:00
※質疑応答あり
※アーカイブ配信あり
参加費:8,000円(税込)
ーーーーーーーーーーー

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■講座プログラム
0歳児診療・保育のプロから学ぶ!0歳児からの食の発達と自立の支援
ーーーーーーーーーーー
第1部|11:00~13:00
保育の現場で育む食の発達とその支援
講師:滝口菜穂子先生
株式会社はな保育 取締役・保育士
保育の現場で実際に行われている、0歳児の食の発達を支える取り組みを学びます。
離乳食の支援だけでなく、子どもの自立や、親との関わり方についても理解を深めます。
第2部|14:00~15:00
保育と歯科の連携 ― 対談&質疑応答 ―
登壇:滝口菜穂子先生
モデレーター:沢井佳子先生
(発達心理学専門家/日本こども成育協会理事)
「歯が生えてから歯科」を「歯が生える前に歯科」へ。
「託児」を「0歳児歯科」へ。
歯科医院が保育園とつながるメリットとは?
子どもや保護者にとってのメリットとは?
保育と歯科、それぞれの立場から、これからの親子支援について考えます。
参加者の皆さまからのご質問にもお答えします。
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■こんな方におすすめします
□ 0歳児からの歯科受診や親子支援に取り組みたい歯科医師・歯科衛生士の方
□ 離乳食や食の発達について、保育現場の実践を知りたい方
□ 保護者への説明や育児支援の引き出しを増やしたい方
□ 歯科医院と保育園の連携を考えている方
□ 院内の託児機能を、0歳児診療につなげたい方
□ 子どもの成育を支える多職種連携に関心のある方
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■対象者:
主に子どもの口腔の健康に注力しているクリニックでの歯科医療従事者
クリニック院長・理事長・クリニック法人代表
上記クリニックで歯科医療に従事するスタッフ
・勤務医
・歯科衛生士
・歯科助手
・TC・など CO-デンタルスタッフ
・管理栄養士
・保育士
・助産師
・歯科に関わる事業や仕事をしている方
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■開催概要
開催日:2026年10月14日(水)
開催方法:オンライン(Zoom)
時間:
第1部 11:00~13:00
第2部 14:00~15:00
※質疑応答あり
※アーカイブ配信あり
参加費:8,000円(税込)
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厚生労働省の調査によると、
最新(令和7年度)の男性の育児休業取得率は
50.9%となり、初めて5割を超えました。
そして毎年、
積水ハウス株式会社は、企業で働く男性の育休取得実態を探る
「男性育休白書」を2019年から発行しています。
8年目となる今回の調査結果には、
取得率だけでなく、その質をあげていくヒントが示されています。
詳しくはリンク先をご覧ください。
↓↓↓
https://www.sekisuihouse.co.jp/ikukyu/research/

日本こども成育協会認定「こども成育インストラクター」の活動についてお知らせします。
こども成育インストラクターであり管理栄養士の藤原朋未さんは
育児中の保護者のための発信や書籍のレシピ監修などで広く活躍されています。
その藤原朋未さんがレシピの監修に携わった書籍が
7月23日に日本文芸社より出版されました。
是非お手に取ってご覧になってください。
沼倉 裕堅(ぬまくら ひろかた):著
医師、SBC 整形外科クリニック 西新宿本院 院長。
東北大学医学部卒業。湘南藤沢徳洲会病院にて研修中、「仮骨延長法」に出会い、身長治療の道を志す。スカイ整形外科クリニックで整形外科医として経験を積んだ後、SBC メディカルグループに参画。現在は SBC 整形外科クリニック西新宿本院の院長として、成長期のお子さんや、将来を案ずる保護者と向き合い、「のびのび先生」の愛称でも親しまれている。体の成長に悩むすべての方に対し、最適な選択肢を提示する医療を信条とする。専門分野は身長治療および整形外科一般。
藤原 朋未(ふじわら ともみ):料理監修
管理栄養士、こども成育インストラクター、国際ナーシングドゥーラ協会 調理支援講師。
保育園栄養士としての勤務を経て、現在は株式会社エミッシュに所属。食品メーカーや書籍、WEB媒体にてレシピ開発を行うほか、料理教室やセミナー講師としても活動。3児の母。著書に『作りおき+帰って15分でいただきます!すぐラクおうち幼児食』(池田書店)、レシピ監修に『歯並びをよくする離乳食・幼児食』(日本文芸社)など。
書名:一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん
著者:沼倉裕堅(整形外科医)/料理監修:藤原朋未(管理栄養士)
定価:1,870円(税込)
判型・ページ数:A5判・144ページ
発売日:2026年7月23日
ISBN:978-4-537-22389-7
全国の書店・オンライン書店等でご購入いただけます。
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4537223898

https://www.mcdonalds.co.jp/company/news/2026/0803a/
ポケモン夏マック「ハッピーセット編」
【ハッピーセット®のおもちゃで楽しく考えて遊ぼう!】
8月7日(金)より、ハッピーセット『ポケモン』のおもちゃが期間限定登場
ピカチュウ、イーブイ、カビゴンに加え、歴代の旅立ちの3匹など、ポケモンが勢ぞろい!
2026.08.03
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000825.000041489.html
『一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん』7/23発売 〜身長・体力・学力を伸ばす習慣 ✕ 栄養〜
子どもの3つの力を伸ばすために必要な栄養・睡眠・運動を「科学×生活リズム×実践可能なレシピ」で提案する1冊!
株式会社日本文芸社

日本こども成育協会シニアフェローの所真里子です。
子どもの安全の専門家として研究を進める傍ら
事故防止のための監修、コラム執筆を行っています。
9月15日午後、東京都北区のマンション11階のベランダから、
5歳の男の子が転落し、亡くなる事故がありました。
エアコンが必要な季節が終わり、
窓を開け始める時期になると
子どもの転落事故が増える記事を、3月に書きました。
10月は、5月に次いで転落事故が多い月です。
改めて、ベランダからの転落事故予防についてお知らせします。
東京消防庁管内で、
令和2年から令和6年までの5年間に、
5歳以下の子ども63人が
住宅等の窓やベランダからの墜落・転落により
医療機関に救急搬送されています。
63の事案を月別にみると、
5月と10月が多いことがわかります。
出典:「こどもが住宅等の窓・ベランダから墜落する事故に注意!」(東京消防庁、2025年4月21日)
消費者安全調査委員会が、
子ども(6歳未満)の住宅の窓及びベランダからの
転落死亡事故を32年分(1993年~2024年)調べ、
134件の事故を調査したところ、
事故が起きたときの保護者の在宅状況は、
在宅が134件中65件(49%)、
不在(家族の送迎、ごみ出しなど短時間の外出を含む。)が55件(41%)でした。
具体的な事故事例を見ると、
保護者が1階にいるときに子どもが2階から転落など、
子どもだけで遊んでいるときに多く発生しています。
出典:「消費者事故等調査報告書 住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故」(消費者安全調査委員会、2025年6月24日)
2018年2月に東京都商品等安全対策協議会が出した提言のなかに、
子どもをベランダからの転落事故から守る
住宅選びのポイントとして次の4点が挙げられています。
●足がかりにならないデザインの手すり(足がかりとなる形状)
●手すりの高さは床面から110cm(できれば120cm)以上
●手すりの下部や格子間の隙間が11cm(できれば9cm)以下
●エアコンの室外機などが、手すりから60cm以上離れている。
出典:「子供のベランダからの転落事故に注意!~注意喚起リーフレットを作成しました~」(東京都、2018年3月15日)
報道によると、事故が起きたマンションは、
ベランダの柵が格子状になっていて、
男児はそこに足をかけて乗り越えた可能性があるとのこと。
東京都商品等安全対策協議会が行った検証実験等から
足がかりは厚み(幅)が25mmもあれば
子どもが手すりをよじ登る足がかりとなり得ることがわかりました。
つまり、わずかな隙間や突起であっても
足や指が入ったり、引っ掛けられたりすれば、
足がかりとなるおそれがあるのです。
「うちの子は大丈夫」、「我が家は大丈夫」
と過信せず、この機会にご自宅のベランダを点検してくださいね。
*******
日本こども成育協会では、子ども向けイベント、ワークショップ、施設等の「安全の確認」に取り組んでいます。ご
相談等はこちらまでご連絡ください。
https://kodomoseiiku.jp/contact/
<執筆者プロフィール>
所真里子(ところ まりこ):子ども製品・保育の安全

【専門分野】
子どもの安全(製品安全、リスクマネジメント、事故予防)
日本子ども学会常任理事
製品安全対策優良企業表彰(経済産業省)審査委員
ISOガイド50(子どもの安全)JIS化委員
【略歴】
ベネッセコーポレーションに20年以上勤め、教材編集、子ども研究、知育玩具や通販
商品の事故事例分析や安全基準づくりに取り組む。在職中に日本女子大学大学院で子ど
もの事故予防を研究。
2013年保育の安全研究・教育センター設立に参加。2021年4月~2025年3月まで、消費
者庁政策調査員として、教育・保育施設、放課後児童クラブ、障害福祉施設、介護施設
等から提出される重大事故報告書(約2500件/年)の調査及び照会業務に従事。
現在は子どもの安全の専門家として、研修講師、保護者への安全講習、製品安全行政
の委員、企業へのアドバイス等を行っている。
<著書>
『イラストで学ぶ 保育者のための「ハザード」教室
~子どもの「危ない!」の見つけ方・伝え方~』(ぎょうせい)

こんにちは!
理事の大塚千夏子です。
シルバーウィークに突入します。
いつもより
子どもの遊ぶ姿に目を向ける機会が増える
このタイミング。
ぬいぐるみに焦点を当ててみました。
お気に入りのぬいぐるみを、いつも抱えている。
寝るときも、お出かけするときも一緒。少し汚れていても、手放そうとしない。
大人には同じように見えるその姿にも、
子どもの発達段階の違いが表れています。
認知発達の専門家・沢井佳子先生は、
2歳頃の子どものにとって
ぬいぐるみは「愛着の対象」と話します。
2歳頃になると、
子どもはぬいぐるみを抱っこしたり、なでたり、
寝かせたりするようになります。
そこには、
日頃お母さんやお父さんにしてもらっていることが映し出されています。
沢井先生曰く、
“抱っこしてもらうことが少しずつ減ってくる時期だからこそ、
今度は自分がほかのものを抱っこしてあげる”
と説明します。
ぬいぐるみのお世話は、単なるものまねではありません。
自分が受け取った安心を、
別の存在へ渡してみる遊びでもあるのです。
また、ぎゅっと抱いたときの柔らかさや手触りも大切です。
沢井先生によれば、
抱えて安心できる感覚そのものが、ぬいぐるみの大きな役割になります。
ぬいぐるみは、子どもと養育者の間をつなぐ存在になることがあります。
「くまちゃんと一緒だったら、ママが離れてもそこで遊んでいられる」
大好きな人がそばにいない不安を、
お気に入りのぬいぐるみが和らげてくれるのです。
大人は同じ商品やほかのぬいぐるみでもいいのでは?
と思いがちですが、
子どもにとって「いつもの子」は代わりのきかない存在です。
なくしたときに激しく泣くのは、
わがままだからではありません。
それほど深い愛着が育っている、ということなのです。
3歳頃になると、
頭の中に思い浮かべたイメージを使うという段階に進みます。
ぬいぐるみは安心をくれる存在であるだけでなく、
「赤ちゃん」「お客さん」「病気の子」などの役を持ち始めます。
「この子は熱があるから病院へ行くの」
「今日はくまちゃんのお誕生日」
そんな言葉が加わり、遊びに「出来事」のつながりが生まれます。
2歳では、
目の前のぬいぐるみを抱く、なでる、寝かせる
という一つひとつの行為が中心。
3歳では、
それらの行為が物語の中の「出来事」として位置づけられていくのです。
ぬいぐるみを床へ投げたかと思えば、
すぐに拾って「痛かったね」となでることもあります。
大人には乱暴に見えても、
子どもは転んだ場面を再現し、
その後のお世話まで含めて試しているのかもしれません。
「優しくしなさい」と行動だけを正す前に、
「くまちゃん、どうしたの?」と聞いてみましょう。
2歳なら
大人の問いかけを手がかりに、
もう一度抱いてみるかもしれません。
3歳なら
「階段から落ちたの。今から病院へ行く」と、
見えていなかった物語を話してくれるかもしれません。
同じ動作でも、その背景にある意味は発達とともに変わります。
答えがなくても、しばらく見守ると、
次の動きから「どんなつもりだったのか」が見えてくることがあります。
年齢が上がったからといって、
幼い頃からのぬいぐるみを卒業させる必要はありません。
沢井先生のお話から見えてくるのは、
同じぬいぐるみが、発達とともに違う役割を担うということです。
2歳では安心を抱きしめ、3歳ではその存在と一緒に物語をつくる。
ぬいぐるみへの関わりをよく観察すると、
子どもの心の中に育っている愛着、模倣、想像の力が見えてきます。
くたっとした「いつもの子」を抱くその姿は、
子どもが自立へ向かうために
「安心のなわばり」をつくり出そうとしている姿なのかもしれません。

こんにちは!
理事の大塚千夏子です。
今日は9月11日。
2001年の同時多発テロ事件から25年が経ちました。
あの時は、
「これから世界はどんなことになってしまうのだろう…」
と思いながらテレビ画面を眺めていたことを思い出します。
さて、先週の報告をします。
私たち日本こども成育協会が賛助会員として参加している
日本子ども学会の年次大会「第22回日本子ども学会学術集会」に
参加してきました。
開催地は沖縄。
台風が迷走する9月5日(土)・6日(日)に全国から
「子どもは未来である」
の言葉に導かれた多くの研究者や実践者が集まりました。
その1日前。
大会長である服部智恵子さん(OGU未来者代表理事)の
コーディネートで催されたエクスカーション(見学会)では
私たちが知らない日本の姿を見ることができました。
そのレポートと所感を今週はお届けします。
服部さんの案内が無ければ
訪れる機会はなかったであろうその場所は
いずれも沖縄中部の恩納村。
隣り合わせるように存在している施設の見学です。
まずは冷戦時代の遺構。
アメリカ占領下にあった沖縄には
1300を超える核弾頭が配置されていたそうです。
そして、
沖縄本島には4箇所の核ミサイル発射台が設置されていました。
現在の日本においてはありえない設備です。
そして、そのような事実があったことを
ほとんど知ることなく私たちは生活しています。
現在はたった1か所だけ(遺構として)
残されていると聞いたときにも驚きました。
それは恩納村の丘の上にありました。
8基の核ミサイル発射台は分厚いコンクリート製で
半分地中に埋もれたその姿は思ったよりも大きくは見えませんでした。
それでも、その目線は
当時のソ連(南東部)を射程距離に北北西の空を向いていました。
もしもここから一発でも発射されていたら
今の世界はなかったのでしょう。
記念施設として化粧直しをされた外観とは打って変わって
当時の地下司令室に向かう地下通路(通常は見学コースに含まれない)は
当時の姿そのままで
米軍兵士たちの往来を生々しく感じることができました。
ガラス越しに見る指令室は、
発射ボタンのある機材は撤去され、
地下水が溜まっているだけでしたが
ここで国家元首の選択の下、
指令を待っていた人がいたのだと想像すると
誰かのギリギリの理性の上で
私たちは生活していると気づきます。
その次に訪れたのは通称OIST。
沖縄科学技術大学院大学のキャンパス内の見学でした。
かつて地獄へのスイッチがあった場所から
バスでたったの5分の距離にそれはありました。
沖縄の原生林の尾根を伝うように建てられた建築と橋を渡り
サイエンスコミュニケーターに導かれながら
研究者の行きかうLabへ向かって行きました。
その景色は完全に未来であり
その礎になる科学技術の探求者が世界中から集まる環境でした。
研究者だけではなく基礎研究を積極的に支えるための
出資者や資金が集まる仕組みも整っているそうです。
その代わり、
ユニットは5年ごとに研究成果を求められ
研究継続のサポートを受けられるか、否かを
第三者機関が判断するという公正さも携えているとのこと。
沖縄科学技術大学院大学には
90を超える基礎研究ユニットがあり
毎年百倍の倍率をくぐりぬけた研究者が
探求の環境を求めて
世界中から沖縄に集まってくるそうです。
それも今回はじめて知りました。
沖縄に厳しくも豊かな
知の楽園がある事に驚くとともに
日本の国策の中にこれがある事に希望を感じる見学となりました。
ギリギリのラインで保たれている「平和」と、
美しくデザインされた「未来への希望」と、
台風の渦中にありながら、ほぼ晴天だった沖縄。
強い陽射しが生み出す光と影も相まって、
その二つは強烈なコントラストとして私の目に映りました。
そして、
という言葉の意味を
改めて考える機会となりました。
主催校のオキナワ・インターナショナルスクール@南城市
大会実行委員会の皆さま、
インターナショナルスクールの高校生ボランティアの皆さま、
現地で出会った皆さまに
心より感謝申し上げます。
日本子ども学会の詳細はこちらをご覧ください。

こんにちは!
理事の大塚千夏子です。
子どもの認知発達は遊び方の変化に大きく関わります。
同じ遊びでも、発達段階が進むと遊び方が変わるのです。
特に2歳ごろと3歳ごろには大きな違いがあります。
発達段階によって遊び方が違うことが分かると
子どもを観る目の解像度が一気にアップします。
今回も、私たち協会の理事であり、
子どもの認知発達の専門家である
沢井佳子先生に
ボール遊びについて解説していただきました。
ーーーーー
転がるボールを追いかけ、抱え込み、一緒にごろんと転がる。
「まだ上手に投げられない」と見るより、
子どもがボールの動きにどう出会っているかを見てみると、
遊びの豊かさが変わります。
沢井佳子先生は2歳頃の姿を、
印象的に「ボールに遊ばれるみたい」と表現します。
2歳頃は、投げて受けるという決まったやり取りより、
転がるボールそのものを追うことが楽しい時期です。
丸いものは転がる。
押す力が強いと遠くへ行く。
坂では速くなる。
大きなボールに乗ろうとすれば、自分の身体もごろんと転がる。
両手で抱えるほどの大きな柔らかいボールも、
投げる道具というよりは、
抱く、押す、追う、もたれる相手になります。
「ボールに遊ばれる」姿を
未熟さゆえのほほえましい姿と受け取るだけではもったいないのです。
ボールの性質を全身で感じながら、
自分の身体の大きさや力を丸ごと確かめていると思えば
一気に応援したい気持ちが出てきます。
ボールを追いかけるとき、
子どもはただ走っているだけではありません。
沢井先生は、
動いているものに追いつくため、
子どもが行き先を見越して動いていると話します。
転がる方向と速さを見て、自分の進む方向を調整する。
言葉にはならなくても、頭の中では予測が働いています。
何度も取り逃がす経験も、予測を更新するための大切な情報です。
外遊びでも家の中の遊びでも
球体の持つ性質を全身で確かめる遊びの時間を
たっぷり設けてみてください。
3歳頃になると、
大人や年上の子がする動きを見て覚え、後から再現する力が伸びてきます。
沢井先生は、
「見たものを、後でまねできる」ようになり、
蹴る、投げるなど、
目的に沿ったボールの扱いへ近づくと説明します。
サッカーなら足で相手の方へ送る。
的に向かって投げる。相手と交互に転がす。
動作に「どこへ」「誰に」「何のために」が加わります。
本物に近い模様のサッカーボールやバスケットボールにも関心を持ち、
スポーツの場面をまねることも増えるでしょう。
ただし、
3歳になればキャッチボールが完成するという意味ではありません。
身体の発達には個人差があり、
大きさや柔らかさによっても難しさは変わります。
何回キャッチできたか、
ゴールへ何回入ったか、
を数えると、つい成功だけに目が向きます。
けれども、
ボールが来る前に手を出した
転がる先へ回り込んだ
相手が受け取りやすいように近づいた
という変化にも大切な発達があります。
2歳の子と遊ぶなら、
取りやすい場所へゆっくり転がし、
返ってこなくても待ってみます。
子どもは返すより、抱えて感触を確かめたいのかもしれません。
3歳の子には
「赤い線から転がそう」「箱をゴールにしよう」
と簡単な約束を加えられます。
約束が守れなくても叱るのではなく、
遊びながら共有しましょう。
身体を動かす力と、相手に合わせる社会性は、
同じペースで完成するわけではありません。
「正しく投げて」「ちゃんと蹴って」と形を教えることを急がなくても、
子どもは遊びの中で力加減と身体の使い方を学びます。
2歳なら、向かい合って転がす、坂から転がして追う、大きなボールを一緒に押す。
3歳なら、近い的を狙う、簡単なゴールへ蹴るなど、「目的」を少し加えると楽しめます。
ボール遊びをするときには
安全のため、年齢に合った大きさと柔らかさ、遊ぶ場所を選びましょう。
転がるものに全身で巻き込まれる2歳。
動きをまね、目的に合わせてボールを扱い始める3歳。
同じボールを追う姿であっても、
予測、模倣、運動の発達の進み方によって
「わかること」と「できること」の違いが読み取れます。
ご自身のお子さん、公園の親子などの遊ぶ姿に
是非注目してみてください。

日本こども成育協会シニアフェローの所真里子です。
子どもの安全の専門家として研究を進める傍ら
事故防止のための監修、コラム執筆を行っています。
*****
先日、東京都からの依頼で
子育てひろば職員の皆さんに
「安全な子育てひろば運営に役立つリスクマネジメント」
というタイトルで研修を行いました。
*子育てひろばについては、こちらを参照
https://kosodatehiroba.com/corporate
リスクマネジメントの難しいところは
「これをすれば絶対安全」というものがないこと。
「子育てひろば」と一言でいっても、
設置されている場所は、保育施設、児童館、空き店舗、マンションなど様々です。
リスクマネジメントや事故予防の基本知識は教えますが、
「自分たちのひろばの安全」を自分たちで考えるために
一歩を踏み出せる研修を心がけています。
研修後の、アンケートを記入する時間はいつも緊張します。
研修内容がいまいちだと、
アンケートを記入せず、
参加者は早々に離席してしまうものです。
ドキドキしながら会場を眺めていたら、
一人の参加者から声をかけられました。
“今日の研修に参加して、すっきりしました。
ひろばにはいろんな年齢の子が来る。
そこは悩んでも変えられません。
変えられるものは玩具しかありません。
だから、玩具を見直すことにします。”
とても晴れやかな表情で、
自分に言い聞かせるように話されていました。
事故予防は、製品や環境の改善、教育、法整備 の3つの側面から
アプローチすることが重要だといわれています。
そして、
「変えられないもの」と「変えられるもの」を整理して、
「変えられるもの」から手を付けていきます。
子どもの年齢や部屋の柱の位置等、
考えたところで「変えられないもの」があります。
「変えられないもの」で思考を止めず、
「変わられるもの」に目を向けていくことが大切なのです。
『子供の事故予防ハンドブック カエルくんと学ぶ「変えられるもの」 乳幼児編』(東京都、2024年)より
https://kodomosafetypj.metro.tokyo.lg.jp/about/redesign/
多様な参加者が集う集合研修では、
研修テーマの概論や関連知識の説明が中心となり、
参加者が抱えている個別の問題に対応することは
難しいのが現実です。
しかし、問いをたてるワークを入れたり、
課題を整理する理論を紹介したりするなど
参加者一人一人に気づきを与えることはできます。
人から言われたことよりも
自分で気づいたことのほうが
手も足も動き、知恵も働きます。
そんなことを考えて、研修を構成しました。
参加者の方々がそれぞれの気づきを得たようで
こちらも嬉しくなりました。
*******
日本こども成育協会では、
子ども向け施設等で働くスタッフの「安全の研修」に取り組んでいます。
ご相談等はこちらまでご連絡ください。
https://kodomoseiiku.jp/contact/
<執筆者プロフィール>
所真里子(ところ まりこ):子ども製品・保育の安全

【専門分野】
子どもの安全(製品安全、リスクマネジメント、事故予防)
日本子ども学会常任理事
製品安全対策優良企業表彰(経済産業省)審査委員
ISOガイド50(子どもの安全)JIS化委員
【略歴】
ベネッセコーポレーションに20年以上勤め、教材編集、子ども研究、知育玩具や通販
商品の事故事例分析や安全基準づくりに取り組む。在職中に日本女子大学大学院で子ど
もの事故予防を研究。
2013年保育の安全研究・教育センター設立に参加。2021年4月~2025年3月まで、消費
者庁政策調査員として、教育・保育施設、放課後児童クラブ、障害福祉施設、介護施設
等から提出される重大事故報告書(約2500件/年)の調査及び照会業務に従事。
現在は子どもの安全の専門家として、研修講師、保護者への安全講習、製品安全行政
の委員、企業へのアドバイス等を行っている。
<著書>
『イラストで学ぶ 保育者のための「ハザード」教室
~子どもの「危ない!」の見つけ方・伝え方~』(ぎょうせい)

こんにちは!
理事の大塚千夏子です。
子どもの認知発達は遊び方の変化に大きく関わります。
同じ遊びでも、発達段階が進むと遊び方が変わっていきます。
その具体的な変化を
私たち協会の理事であり、
子どもの認知発達の専門家である
沢井佳子先生に解説していただきました。
水をすくってはこぼす。
砂を握っては落とす。
大人から見ると同じことの繰り返しでも、
子どもにとっては一回ごとに違う発見があります。
沢井佳子先生は、
2歳と3歳では、同じ水・砂遊びでも
「遊びの質」が変わると話します。
2歳頃の水遊びは、水そのものとの出会いが中心です。
手を入れると冷たい。
たたくとはねる。
カップに入れ、傾けると流れ出る。
容器から容器へ移そうとして、
ほとんどこぼれてしまうこともあります。
砂も同じです。
さらさら落ちる乾いた砂、
握るとまとまる湿った砂。
山を完成させることより、
触ったときにどう変わるかが面白いのです。
沢井先生のお話では、
2歳は目の前にある具体的なものと
その動きが、遊びを支えます。
水をくむバケツ、
水を落とすじょうろ、
砂を入れる容器など、
何をする道具かが見てわかり、
扱い方が単純なものが遊びを助けます。
何度も水をくんでは捨てる子を見て、
「また同じことをしている」
と思うかもしれません。
けれども
子どもは、量、重さ、速さ、手応えを
毎回確かめています。
いっぱい入れたら重い。
細い穴からは少しずつ出る。
高いところから落とすとはねる。
言葉で説明できなくても、
手と目を使って因果関係を集めているのです。
3歳頃になると、
水や砂は「何かの代わり」にもなります。
砂のケーキに葉っぱを飾る。
水をスープに見立てる。
溝を掘って川をつくり、船を流す。
バケツをお店の鍋にする。
沢井先生は、
3歳に近づくと
「頭の中にイメージがあり、足りないものを別のものでつくれる」
と説明します。
2歳では本物に近い道具が遊びの意味を支えますが、
3歳では
シンプルなカップや棒、石にも
役割を与えられるようになります。
さらに、
「ここから水を流して池につなげよう」と目的を持ち、
必要な手順を考える姿も出てきます。
一人の感覚遊びだったものが、
友達とイメージを共有する遊びへ広がっていくのです。
立派な砂のお城ができたかどうかだけでは、
発達はわかりません。
昨日は砂を握って落とすだけだった子が、
今日はカップへ入れようとしている。
いつも水をこぼしていた子が、
容器を近づけて移すようになった。
一人で遊んでいた子が、
友達の水路へ水を流した。
こうした小さな変化に、
手先の調整、空間の理解、相手への関心が表れています。
年齢の違う子が同じ場所で遊ぶときも、
同じ完成を求める必要はありません。
2歳の子は水を運び、
3歳の子はその水で川をつくるなど、
それぞれの面白さが一つの遊びの中で重なることがあります。
子ども同士がどうつながるかを見るのも、水・砂遊びの醍醐味です。
型から砂が崩れる。
じょうろの水が目的の場所まで届かない。
大人はつい手を出したくなりますが、
そこで「どうしてだろう」と試す時間が生まれます。
乾いた砂では固まらないと気づき、
水を足してみる。
水路の途中が高いと流れないと知り、掘り直す。
これは遊びの中の科学です。
もちろん、
水の深さや誤飲、衛生面などには大人の見守りが必要です。
そのうえで、結果を急がず、
子どもの実験の繰り返しを
根気強く観察したいものです。
感触と変化を丸ごと味わう2歳。
イメージと目的を加え、ひとつの世界をつくる3歳。
服や手が汚れたその向こうに、
子どもの発達の確かな足跡があります。
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遊びと学びは同じ地平にあります。
発達の段階が進むと
遊び方の質も変わります。
遊びという実験を通して多くのことを学び
次のステップへと向かいます。
これから不定期ですが、
あそび・おもちゃと発達の関係について
沢井先生のコメントを軸にシリーズでお伝えします。
どうぞお楽しみに☆

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