社会福祉法人 高砂福祉会様『こども成育と口腔の知識講演会』レポート①

「こども成育インストラクター〈食専科〉」第3期生で、

歯科衛生士として長年のキャリアを持つ宗田香織先生。

現在、「こども成育インストラクター〈食専科〉」のアンバサダーとして

活躍しています。

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皆さんこんにちは。こども成育インストラクターの宗田 香織です。

今年もあと僅かになりましたが、いかがお過ごしですか。

 

私は先日、千葉県流山市の社会福祉法人 高砂福祉会

「おおたかの森ヒルズナーサーリースクール」にて、

『こども成育と口腔の知識』という内容で講演をさせていただきました。

 

保育園で勤務されている、調理スタッフの管理栄養士さんや保育士さん・

看護師さん・園長先生など沢山の方がお仕事帰りのお疲れのところ、

お集まりくださいました。

 

毎日保育の現場で“食”を通してこどもの成長を支援している管理栄養士さんが

半数近くいらしゃいましたが、どうして私たちが歯について学ぶの?と

思われた方もいらしたのではないかなと思います。

 

“食(食べる事)”と“歯(口腔)”は切っても切り離せない関係ですね。

 

食べる・飲む・歯を磨くという行動は習慣化していますが

日常生活の中で歯や口についてあまり思いを巡らせることは

なかなかないかも知れません。

 

保育士さんや看護師さんの学校のカリキュラムでも歯や口のこと

さらに食(特に食べ物の好き嫌い)との関係などについて学ぶ時間も

少ないかと思います。

 

そこで、今回は

 

・口と歯の機能は食べる以外にも様々な役割があること

・生まれてから歯がはえたり、生え変わったりするときには

どんなことが起こっていて心身共にどんな影響があるのか

・むし歯ってどうして出来るの?どうしたら予防できるの?

・歯磨きで大切なこと

 

をお伝えしました。

 

ブログをお読みの皆さんはいかがですか。

上記について、ご存じですか。

 

歯医者さんに定期的に通っている方でも、実は正しい知識をお持ちの方は

案外少ないものです。

 

例えば、歯磨きについては割と多くの方が、

「ゴシゴシ磨いた方が汚れは取れる」とか

「こどもの歯が生えてきたらすぐに歯磨きしないと虫歯になってしまうから

こどもが泣いても押さえつけてでも磨かなくちゃ」と頑張りすぎてしまいます。

 

また、「歯磨き剤を付ければ汚れが落ちるから沢山つける」とか

「一日に朝昼夜の食後以外でも4~5回磨いています」など

“磨き過ぎ”の傾向にある方も。

 

それは反って、歯のダメージや、歯磨き嫌いや面倒などのマイナスイメージの

原因になっている可能性もあるのです。

 

次回へつづく