母国語の習得も大変だったのだ-子ども発達スケールからの雑感

こんにちは! 日本こども成育協会の「中の人」です。

 

10月に入り、過ごしやすい日々が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

「中の人」は、最近の余暇時間は熱心に韓国語学習に勤しんでいます。

 

学生時代と比べて丸暗記がきかなくなってきて、昨日覚えた単語も

翌日には記憶から消え去っている・・・日々、ストレスとの戦いです(笑)

 

学生時代の英語はもとより、そもそもの母国語であり、当たり前のように

使っている日本語はどのように習得していったのだろう・・・と、

思い出そうとするのですが、その当時の記憶は、当たり前のことながら

ありません。

 

そこで、沢井佳子先生編著の『6歳までの子育て大全』に収録されている

「発達スケールガイド(子どもの発達の道のり)」を見てみました。

 

1歳近くになると「赤ちゃん語」が出てきて、1歳になるとようやくひと言、

ふた言が言えるようになる。

 

そして、2歳ぐらいになってくると500語ぐらいまでに、理解できる

ボキャブラリーが増えるとのこと。

 

「私の韓国語は2歳ぐらいかな(笑)」と眺めていたのですが

言語の発達はそのような感じでも、自分の周りの物や人の理解、抱くきもち

といった発達は2歳になるまでに、ずっと進んでいることが見てとれました。

 

内なる感情や意志を伝えたくても、言葉が追いついていかない。

きっとかなりのフラストレーションやストレスを感じているのだろうと

推察することができます。

 

沢井先生からお伺いしたエピソードで印象に残っている一つが

「イヤイヤ期」のお子さんとのコミュニケーションです。

 

『6歳までの子育て大全』にも同じ内容がありますが、

「イヤだ」と言っているのは、単なるわがままなのではなくて

「もっと遊びたい」といった自分の意志を、言葉を使って

うまく交渉することができないからです。

 

大人であっても、相手に言葉を尽くしても気持ちが伝わらない時に

かなり心に負担を感じるわけですから、2歳のお子さまが感じている

フラストレーションはいかばかりでしょうか。

 

泣きわめくのも、合点がいきます。

 

そう思うと、日本語もかなりのストレスと闘いながら

習得してきたのだなという想いに至り、励まされました。

 

そして、人の発達の奥深さ、面白さを改めて噛みしめたのでした。

 

 

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