お子さんの年齢・興味関心に応じた「ぶくぶくうがい」への関わり方

こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

 

前回は、「ぶくぶくうがい」が上達するための9つのステップについて

ご紹介しました。

 

良いことたくさんの「ぶくぶくうがい」が上達する9つのステップ

 

これが基本のステップですが、何歳でもみんな同じ進め方をしてしまっては

お子さんの興味や学び取るチャンスを逃してしまいます。

 

そこで、大まかな年齢での関わり方もご紹介いたしますね。

 

 

~2才頃

言葉で説明するより、大人がやっているところをよく見せることが大事な時期です。

 

大人がぶくぶくうがいをして、子どもにほっぺや唇を手で触らせ

動いていることを感じてもらいましょう。

 

うがいをするとどんな感じかなど、大人の感想を聞かせることで

子どもの興味や関心を促してもいいですね。

 

真似をして口を動かすようであれば褒めたり、一緒にやってみようと

誘ってみましょう。

 

パペットや人形などを使って、うがいをしている様に頭部を少し動かしたり、

お子さんに応援してもらったりするのも良い方法です。

 

 

2~3才頃

大人の真似をしながら、興味を持った動きについて、動作を見せたり声がけしながら

親子で一緒にやってみましょう。

 

水が勢いよく飛び出したり、吐き出すときにこぼれたりすることもあります。

 

最初はできなくて当然です。

 

濡れても良い服装やタイミング・お風呂でやってみるなどの工夫をしてください。

 

上手にできなくても構わないので、やってみた感想を親子で話し合ってみましょう。

 

 

3~5才頃

徐々にぶくぶくうがいが出来るようになってきます。

 

・どうすると頬や唇がたくさん動くか

・ぶくぶく音がしっかり聞こえるか

・うがいをするとどんな感じがするか

 

など具体的に話し合ってみると、より効果的なうがいに繋がっていきます。

 

数を数えたり、リズムや歌に合わせて楽しい雰囲気を演出してみるのも良いですね。

 

また、がらがらうがいは少し難易度が高くなるので、ぶくぶくうがいをうがいの

ファーストステップとして、焦らずにひとつひとつ練習していくと良いでしょう。

 

参考) 日本歯科医師会 ブクブクうがいの練習・指導

 

 

次回は、「ぶくぶくうがいの所作」についてご紹介しますね。

 

お楽しみに!

 

宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

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